人生を生きるということは、死ぬ覚悟で生きていくということだ。ここを自覚した時、私たちは自分を生きることをスタートさせるのだ。
自分を生きるとは、自分の天命だと思えることをやり抜くことだ。だから、自分の前には安易な道などない。たとえ、他人が敷いてくれた道であったとしても、安易にその道を進むことは出来ない。他人の思いと自分の思いは必ずしも完全には一致していないからだ。
だから、自分の感情や思いや考えを貫き通すためには、他人との調整も、他人との妥協も必要になるし、他人との軋轢も数多く生まれることになり、その度に敗北感を抱き、それでも前に進むために自分を鼓舞していかなければならない。自分の他に誰も支えてくれるものはいないからだ。
だから、自分を生きるためには覚悟が必要なのだ。人生を生きるということは、死ぬ覚悟で生きていくということだ。この覚悟を自覚的にもった時、私たちは自分を生きることをスタートさせるのだ。