夢を実現する力となるのは、土台の大きさだ。
大木は大きな幹を支えるために、しっかり根を張っている。それも深く広く張っている。だからこそ、大きな背丈を支えられ、太い幹を支えられるのだ。根が深く、そして広くなければ、大きな木、高い木にはなれない。途中で倒れてしまうからだ。高い木だから、根が深く広く張るわけではない。根が深く広く張るからこそ、結果的に大きな木、高い木になっていくのだ。
夢も同じだ。大きな夢だから、その土台が広く大きくなるわけではない。大きな夢の前に小さな夢があり、そこで作った土台が、徐々に広く大きくなっていくからこそ、結果的に大きな夢が見られるようになり、大きな夢を信じられるようになって、全体が大きな夢の塊になっていくのだ。
だから、夢の実現を焦らないことだ。土台をいかに大きくしていくか、夢がすぐに実現するようなところばかりに目を奪われないで、しっかり土台を作ろう。土台の大きさが大きな夢を実現する力となるのだから。