どこまで行っても、自分は自分だし、他人は他人だ。だから、勇気を持って他人も自分も認めよう。
本当の自由な心とは「認める」ということである(ゲーテ)
【考えるヒント】
私たちは、なかなか他人を認められない。そして、自分自身も認めることが難しい。素直に他人の成功を喜べないところがあるし、他人に嫉妬してイライラすることも多い。そして実は、そんな醜い自分もなかなか認められない。
他人に対しては、自分自身に拘ってしまって、他人を認めがたいし、自分自身に対しては、あるべき自分に拘ってしまって、こんな自分は自分じゃないと認めないのだ。どこまで行っても、自分は自分だし、他人は他人だ。だから本当は、そのことを認めることなのに、どうしても認められない不自由な存在なのだ。
だから、私たちは、勇気を持って他人も自分も認めよう。自分自身を守ろうとして不自由になるのはやめよう。認めてしまうことだ。そうすれば、もっと自由に色々なことが見えてくるはずだ。凝り固まった鎧を脱いで、全てを受け止めることだ。そこにこそ自由はあるのだから。
【考えるヒント・今日の言霊】
2021年7月27日(火)VOL.5250
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)