どんな忠告を与えるにしろ、長々としゃべるな。 (ホラチウス)
【考えるヒント】
私たちは、誰かに忠告を受けたりすると、ちょっとムッとしてしまう。言われた人によっては、憤慨してしまうかもしれない。そして、その忠告を忠告として受け止めるか、受け止めないかは、忠告の内容にもよるが、その忠告された状況によっても違ってくる。
自分が打開策を求めている時に、忠告を受けたら、ありがたく受け止めるかもしれないが、そういう時でも、長々と忠告されたら、うんざりしてしまうかもしれない。忠告や注意を受けること自体が、自分にとって、それほどうれしいことではないのに、それを長々とされたら、嫌になってしまうものだ。
だから、私たちは、他人に対して、どのタイミングで忠告するかを配慮しよう。そして、長々と言わずに、端的に言うようにしよう。他人のために忠告するということは、他人に対する配慮が必要なのだ。自分の気を晴らすための忠告ならば、そんなことはお構いなしだが。
【考えるヒント・今日の言霊】
2021年10月19日(火)
VOL.5310
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 代表)