幸福になりたいのだったら、 人を喜ばすことを勉強したまえ。(M・プリオール)
【考えるヒント】
私たちは、自己中心主義的に物事を考えてしまう傾向があるから、どうしても、自分が幸せになることだけを考えてしまいがちになる。しかし、どうしたら自分は幸せになるだろうか?と、「自分」を幸せになる対象として直接的に考えても、それは中々無理な話なのだ。自分のことだけを考えてしまう人間には、なかなか幸せは、やってこない。
自分を幸せの対象として直接考えてしまうと、「他人」が脇に置かれることになる。他人が脇に置かれてしまえば、いくら自分が頑張っても、他人は、それを応援しないし、ましてや協力などしてくれはしない。他人が協力してくれなければ、大きな物事は成し遂げられない。そうなれば、自分の夢は叶うわけがない。そういう訳で、幸せは、やってこないということになるのだ。
だから、幸せの対象を直接自分にするのではなく、身近な他人にすることだ。でなければ、見知らぬ他人にすることだ。目の前の他人でも良し、まだ見ぬ他人でも良い。その人たちを幸せにしたい!と思うことで、行動を起こしてみることだ。他人の笑顔を見ることが出来れば、それが、自分の幸せだと気付くはずだ。そうだ!私は、この笑顔を見るために、この仕事をやっ
ていたんだ!となっていけば、それが、自分の幸せになっていくのだ。
【考えるヒント・今日の言霊】
2021年3月1日(月)VOL.5144
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)