どんな自分でも自分なのだ。自分を認めることからしか、自分の人生はスタートしないのだ。
もし私が再びこの人生を繰り返さねばならないとしたら、私の過ごしてきた生活を再び過ごしたい。過去を悔まず、未来を恐れもしないから。(モンテーニュ)
【考えるヒント】
悔いのない人生を送りたければ、こう問うことだ。「私はこの人生をもう1回生きたいか」と。そして、その問いに、「もちろん」と言えるように生きていくことだ。ということは、今を自分の望むように生きていこうと決心することだ。そうしなければ、どんどん自分の意思とは違うところへ流されてしまう。
そして、もう一つ。この自分を認めることだ。どんな自分でも自分なのだ。そして、そこから自分の人生を考えないと、何も始まらない。ある結果が出て、または、今置かれた状況に対して、こんなはずじゃなかったと思っているうちは、自分を認めていることにはならない。そういう状態では、自分の人生を自分で背負っていることにはならないから、悔いしか残らない。
だから、私たちは、まず自分を認めることだ。何も出来ない自分を認めることだ。みじめな自分を認めることだ。ここからしか、自分の人生はスタートしないのだ。自分の人生を生きていくことが出来れば、生まれ変わっても自分でいたいと思えるはずだ。
【考えるヒント・今日の言霊】
2022年2月22日(火)VOL.5395
作者:中土井鉄信