何をしたいのか。どこに行きたいのか。どんな人間になりたいのか。
教えて頂きたいのですが、ここからどの道を行けばいいのですか?
それは、君がどこへ行きたいかに大いによるな。
(ルイス・キャロル)
【考えるヒント】
私たち人間は、他人の教えを素直に聞くような存在ではない。
教えられれば教えられるだけ、その教えから逃げてしまうようなところがある。たとえ、それが自分の望むことでも、自分自身がその教えを自分の望むことと同じだと思わない限り、教えられることと違うことをしてしまう。
私たちは、他人に教えられる前に、自分がどうしたいのかを自覚する必要がある。そうしなければ、他人の教えを生かすことは中々出来ない。自分がどう考えるか、自分がどう受け止めるかで、他人の教えの意味は、全く違うものになるからだ。
まず、何をしたいのか。どこに行きたいのか。どんな人間になりたいのか。ここをしっかり自分自身で持つことだ。それから他人の教えを受けることだ。教えられる姿勢になる時、人は教えを素直に受け入れられるのだから。
【考えるヒント・今日の言霊】
2020年9月14日(月)VOL.5028
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)