生き方は、必ず外に現れる。中身が外に現れるまで、私たちは、自分の価値を高め続けることだ。第三者が私たちを評価するのだから。
人間は一般に内容からよりも外見から一層多く判断する。だれもみな眼は持っているが、洞察の才を持つものは稀である。 (マキャベリ)
【考えるヒント】
私たち凡人は、誰が話すかで、同じ内容でも受け止め方が違うものだ。世間で立派だと思われている人が話せば、それだけで有り難く感じてしまうだろう。逆に、同じ内容の話を無名の人がしても、それほど有り難くは感じないし、下手をすれば、批判的に受け止めて、見下してしまうかもしれない。誰が話すかで私たちは、その話を受け入れるかどうかを決めてしまう傾向があるのだ。本当は、話す内容が重要なのに。
だからこそ、私たちは、そういう人間の習性を知って、誰もが話を聴きたくなる価値のある人間になることが重要なのだ。見た目もそうだろうし、話し方もそうだろうし、話す内容も、聞いている途中で、これは価値があるな!と思われるように、内容を考えることもそうだろう。価値ある人間として外に現れるように振る舞うことだ。
私たちの中身が価値ある者かどうかは、私たちのあり方=生き方が決定する。その生き方は、必ず外に現れる。中身が外に現れるまで、私たちは、自分の価値を高め続けることだ。第三者が私たちを評価するのだから。
【考えるヒント・今日の言霊
2021年10月11日(月)VOL.5304
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)