上手く出来るかどうかでやるべきことをやるのではなく、やるべきことだから、やるんだと決めることだ。
為すべきは人にあり、成るべきは天にあり。(杉田玄白)
【考えるヒント】
やるべきことをしっかりやっていく。そして、そのやるべきことの評価は、天に任せる。これが、人間の生き方だ。挑戦したことが上手くいくかどうかは、自分がそのことに最善を尽くしたかどうかにかかっているが、それだけではない。運も味方にしない限り、大きなことは成し遂げられない。そういう意味では、天がそれを後押しするのだ。
だから、私たちは、やるべきことをやり、その後は天に任せよう。成るか成らないかは、やったことがその時の必然に叶うことかどうかなのだ。上手く出来るかどうかでやるべきことをやるのではなく、やるべきことだから、やるんだと決めることだ。
私たちは、色々な役割を背負って生きいている。だからこそ、やるべきことがある。しかし、その役割は、自分で獲得するものだ。小さな役割から大きな役割へと向かうためには、今目の前のやるべきことをしっかりやることだ。
【考えるヒント・今日の言霊】
2021年6月16日(水)
VOL.5221
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 代表)