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人間関係の網目のような存在の私たちは、やるべきことをやらなければ、先へは進めないように運命づけられている。

労働は苦痛に対して我等を堅固にする。(キケロ)

【考えるヒント】
人間は、自分の好きなことを好きなようにやりたい動物だ。しかし、私たちは、そういうことが簡単には叶わない環境にいる。人間関係の網目のような存在の私たちは、どうしても、やるべきことをやらなければ、先へは進めないように運命づけられている。

そのやるべきことこそ、労働だ。労働を通してしか、私たちは、前には進めないのだ。そして、このやるべきことをやり続けていけば、つまりは、自分のやりたいことを我慢してやっていけば、やっと自分の好きなことが出来るようになっていくのだ。そして、その時には、十分、強い心になっている。自分自身の感情をコントロールできるようになっているからだ。なぜならば、自分のやりたいことを我慢して、やるべきことができるようになっているからだ。

やるべきことをやれる人間でいよう。そして、自分のやりたいことを成し遂げられるような強い人間を目指そう。我慢こそ、強い人間になる一歩だ。

【考えるヒント・今日の言霊】
2021年3月11日(木)VOL.5152
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)

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