私たちに与えられた時間は、今だけだ。過去や、未来の夢を言い訳にすることなく、今を生きていくことだ。
前後を切断せよ、みだりに過去に執着するなかれ、いたずらに将来に望を属するなかれ、満身の力を込めて現在に働け。(夏目 漱石)
【考えるヒント】
人間の成長は、断絶からしか生まれない。今までの延長線上に、成長の着地点はない。ある時、大きな飛躍をし、今までの軌跡からは離れた地点に気づいたら立っているということこそが、成長だ。
そのためには、過去とも未来とも決別して、今にかけるしかないのだ。今を徹底的に、全力で自分の頭と体を使って生きていく時、圧倒的な成長が【事後的に】感じられるはずだ。過去を言い訳にし、未来の夢を言い訳にすることなく、今を生きていくことだ。
私たちに与えられた時間は、今だけだ。今を生きるしかない。過去は参考になるが、失敗の原因にもなる。未来は、未だ来ず、何もない。目的にはなるが、心地よい夢にもなる。そんな過去と未来にごまかされないように、生きていくことだ。言い訳をしながら生きるのは止めることだ。
【考えるヒント・今日の言霊】
2022年2月16日(水)VOL.5391
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)