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毎日が生を選択するチャンスだ。そのチャンスをいつ行使して、自分の生を豊かにしていくのか。それが毎日問われていることだ。



安全とは思いこみにすぎない場合が多いのです。現実には安全というものは存在せず、子供たちも、誰一人として安全とは言えません。危険を避けるのも、危険に身をさらすのと同じくらい危険なのです。人生は危険に満ちた冒険か、もしくは無か、そのどちらかを選ぶ以外にはありません。(ヘレン・ケラー)

【考えるヒント】
私たちは、当然のごとく生きているが、実はそうではない。生きているということは、自分の手の届かないことなのだ。命は自分ではどうにもならないことだ。心臓を意識的に動かすことも止めることも出来ないし、眠りから意識的に目覚めることもない。自分ではどうしようも出来ない次元で生を、私たちは与えられているのだ。

だから私たちは、与えられた生をどうするかをしっかり決めることだ。どういう風に生きいていこうとするのか、選択することだ。与えられている生だ
からこそ、取り上げられるのだ。そうなのだ。必ず生物は死ぬ運命にあるのだ。何をしようとしまいと死んでいく身なのだ。だとすれば、その与えられた生をどうするかを自分で決定しよう。その自由だけは、自分に残されているのだから。

毎日が生を選択するチャンスだ。そのチャンスをいつ行使して、自分の生を豊かにしていくのか。それが毎日問われていることだ。

【考えるヒント・今日の言霊】
2020年12月15日(火)VOL.5094     
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)

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