変化の激しい時代に、どう適応していくのか。
生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。(ダーウィン)
変化の激しい時代に、どう適応していくのか。ここが現代に生きるすべての人間に問われていることだ。個人だけではない。会社だけでもない。社会全体が問われているのだ。
例えば、環境問題もその一つだ。今から50年前には、地球が、自然が、破壊されるのではないかと不安視された。公害問題、森林破壊、人口爆発、核戦争、実に様々なことが、人間の愚行によって起こり、地球は滅亡してしまうのではないかと思われたのだ。しかし、そんなことは起こらなかった。いやまだ起こっていないだけかもしれない。
私たちは、50年前も今も、その問題意識はあるが、行動が伴わないのだ。昨今だって、環境問題を中心に企業活動の制限や個人の努力を求める風潮にはなっているが、それが実際有効的なものなのかどうなのか。はなはだ疑わしい。SDGsが、企業にとっての商売のネタになっているだけのように思えるし、環境に適応することが、そのようなことだけなのか。個人個人が本当に考えなければならないように思う。人間の活動自体を根本的に見直さないと、とんでもない事態になるような気がする。