弱き人こそ薄情である。本当の優しさは強き人にしか期待できない。 (レオ・ロスキン)
【考えるヒント】
人間が強いとは、どういうことだろうか。それは、自律しているということだ。それでは、自律しているとはどういうことだろうか。それは、自分自身で自分のことを決定できるということだ。他人にすがることもなく、他人にゆだねることもなく、自分の判断で生きていけるということだ。
そういう人間は、状況に依存しないから、他人にも配慮が出来、他人の現状を理解できるのだ。他人の現状が理解出来れば、あとは、自分がどうするかを決めるだけだ。しかし、自律できていない人間は、自分のことで精一杯だから、他人の現状を理解出来ない。全く、他人を眼中にはおけなくなってしまうのだ。冷たい人間として振る舞うことになるのだ。
私たちは、自律しよう。自分で決定する勇気を持つことだ。そういう強さを持てば、人生は変わっていくはずだ。そして、人間的にも大きくなっていく。他人に優しくなるためにも、自律することなのだ。
【考えるヒント・今日の言霊】
2021年6月25日(金)
VOL.5228
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)