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好きの着地は

好きがふわふわしている


一人の時間で考えているのは

いつも先輩のことだ

私はただの後輩だった


なので

この好きがどこかに落ち着くことはない

それでもどこかで期待してる


先輩は自己開示が苦手だ

私も苦手だ

だから自分の話をするよりも

相手の話を聞きに回る

もしくは

第三者の話題を話し続ける


時々教えてくれる

先輩の個人のこと

少しずつ知れるだけで

嬉しかった


だけど

欲深くなって

より、知りたい、

と思ってしまう


自分の深いところに触れられるのは

嫌なんだろう


私の欲求が邪魔をする


好きが浮いている

とどまる場所がない

どうしても知りたい

あの人のことを知りたい

そう強く思っている

知りたい欲望を

抑えきれない


だから諦められない

苦しい日常は

抜け道が見えない



これは、

"好き"ではなくて、

いままで出会ったことのないタイプの人を

"知り尽くしたい"

という

自分のエゴなのかもしれない

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