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速度、温度

速度、温度

"雑談が苦手なんだよね"

目的のない会話は苦手なんだろう

一瞬冷めた空気が刺すように通る

またいつもの仕事の話に戻る

一言一言から、2人の過去の言葉を辿る

あの雑談は

苦手なのに話してくれていたのかな

あの人の瞳の潤みは本物だった

見つめられるまでの瞬間に

なれるまではまだ少し時間が必要

私は彼の思考に

依存していたのかもしれない

霞む

本を読んでも、人と会っても、

気持ちの霧が晴れない

好きな気持ちを伝えてから365日が経つまであと少し

もう何年前の話だっけ?と感じるくらい

日常を充実でうめつくした

でも霞む

時々1人になる瞬間が私にはある

人混みの中に見えるあなたの後ろ姿

あなたは一体どこに向かっているんだろう

ぼやけて霞む後ろ姿

会う

会う

仕事帰りに一緒に帰る

そんなことが増えていた

約束したわけではなくて

私は偶然の一緒を期待していたし

先輩も約束は苦手そうだった

"今から帰るの?俺も、一緒に帰ろ"

"あ、わかりました"

職場の人たちがいる中

声をかけられると

冷えた反応をしてしまう

先輩以外に言われれば

適当に嬉しそうな反応をしていれば

嫌われないから"いい後輩"の返答をする

好きになると

できなくな

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透けるこころ

透けるこころ

私の心が透ける

軽い薄い

外枠だけになった

中身は何も残っていない

無色透明

だけど

ハート型の外側だけが薄く

そこにある

いっぱい詰まっていた

赤色の好きの想いは

理想と現実のギャップに溶けていった

今日も私は

届かない好きに

戻せない時間に

とびきり後悔し続ける

届けられなかったあの日に

戻ることができない

想いの詰まったあの時間に

思いっきり後悔する

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暮れ

暮れ

"ちょっと待っててくれたらよかったのに"

どうしても恥ずかしいから

私は"偶然"以外は一緒に歩かない

約束しててもしてなくても

一緒にいることに変わりはない

だけど

約束して一緒に歩くのには 

待つ時間がある

待ってる時間

ドキドキしてる自分が恥ずかしいから

だから今日も

私は先に待ち合わせ場所に向かう

一緒にいることの喜びと

周りに知られたら

誰かに邪魔されるんじゃな

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ワイシャツ

ワイシャツ

服装にはこだわりがない

見ているとよくわかる

髪型も大事

ビジネスマンだから

けど先輩は

いつまでも見た目を気にしない

だけど、その日はいつもとちょっと違った

ジャケットを羽織るには少し暑くて

シャツの袖をぴったり留めて

ちょうどいいくらいの夏の終わり

仕事を仕上げて

会社の最寄り駅で待ち合わせをした

最寄り駅までの道

一緒に歩くのを想像したら恥ずかしくて

"先に駅に行

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待ち合わせ

待ち合わせ

"今度ご飯ご馳走させて"

年末、海旅旅行に行った

先輩にお土産で渡した

好きなブランドのカードケース

お土産とは違う意味をもたせた

私は好きな人以外に貢ぐことはしない

返ってきた約束の言葉に喜びと、

"気を使わせてごめん"

謝る必要はないのに

少しひんやりした

寂しい感情が

私の周りを通る

一緒に行くごはん屋さん

どこなのかな

1つ先の楽しみができた

私は

とても嬉

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遠いよ

遠いよ

触れるくらい近くにいたのに

心が遠くなる

会わない期間

あなたにとって

どんな時間なのかな

何かを頑張る素敵な人

私も好きなことに打ち込む

けど

ふとしたとき

突然思い出す

あなたの思いやりに

思考が停まる

近くにいたのに

こんなに遠い

もうすぐ夏が来る

爽やかな風

オフィスのブラインドが

くしゃくしゃ揺れる

春よりももっと

あなたの近くにいたい

いられるよ

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頼る

惹かれる



私よりも、大きい手

優しい、感触の手

"あっ これ、ありがとうございました"

気付いてるかな

借り物を返すとき

ちょっと触れ合えるだけで

どきどきしてること

いつも、心から頼りにしてます 

先輩、ありがとうございます

遊びっぽく伝えるのをやめてみようかな

いつかあなたに

私の気持ちを伝えられるように

視線

視線

おはようございます

今日も相変わらず片想い

...

"あ、目があってる"

瞳孔が見える

薄い瞼に広がるまつ毛

瞳の色がきれい

艶のある視線

何度も何度も

私に届く

私にはあなたの想いがわからない

わからない気づかない

いつの間にか

時間だけ過ぎていってしまう

季節 初めての場所

初めて会ったのはちょうど2年前くらい

社会人1年目の私

GWが開けてまもない、キラキラしてる私

新しい世界で何が起きるだろう

どんな出会いがあるだろう

高校入学前くらい

ときめいてた

同時に

ときめきを巻き込むくらい

不安もぐるぐる渦巻いていた

自己紹介

"音楽が好きです特にジャズをききます"

"渋いねぇ" "大人だねぇ" 

歓迎のような

少し空気を読んだ大人の声がした

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晴れの日 感情の波

晴れの日 感情の波

晴れてる

日差しを直接浴びなくても皮膚が火照る

窓際から鳥がなく声と犬の鳴き声

人の遊ぶ声も聞こえる

一瞬叶いそうな想像

嬉しそうな顔で吐き出して

外が暗くなるころには

またあなたの想うことを考えるの

私が、あなたを好き

なのにあなたの想いを私が考えてる

自分勝手で止まらない感情の波

広い愛

こんばんは。今日もお疲れ様です。

誰かを大切に思う気持ち

これは愛ですか

誰かに、特別に、大切にされたい気持ちは

愛されたい

っていう気持ちね

私にとってあなたは特別

あなたに特別扱いされると

私は幸せだって思うの

愛されてるって思うの

友達を大切にする

好きな人は特別に大切にする

わたしだけに。ってきっと難しい

けど

あなただけに向く特別な気持ちを

特別なままで返し

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朝食は冷し白湯

朝食は冷し白湯

おはようございます。今日も素敵な一日を。

白湯は冷えると冷めた白湯になるのね。

名前は水、、、じゃなくて冷めた白湯があってるな。

毎日思ったことと想い出したときには昔のことも残していきます。

ある一人の女の一つだけの人生