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震災後の伏木曳山祭のライブ動画を見ながらコロナ禍を振り返る

能登半島地震という名の如く、地震で一番大きな被害があったの奥能登地方、さらに「石川県」というイメージが強いと思う。

実は富山県や新潟も被災していて、富山の氷見、高岡(特に伏木)の被害は局所的にだがかなり大きいことを、実際に見て確かめた。

伏木は道路の液状化が酷い箇所がいくつもあり、震災直後からこのような看板が掲げられた

私の妻の実家が富山の高岡で、叔母さんは氷見に住んでいる。1月3日から帰省する予定だったけどキャンセルした。そんなこともあり、富山での地震の影響についてもよく耳にした。

昨日から今日にかけて「伏木のけんか山(伏木曳山祭)」が行われていて、その一部をYouTubeのライブ配信で見ていた。去年は前夜祭を現地で見て心底感動し、曳山にも少し乗せてもらった経験もある。

ホームページを見ると、今年のお祭りは
・祭の会場やルートは例年と変えて限定開催
・観光客は呼ばない。地域の方限定
・地域住民の活力創出と伝統技術継承を目的
…とある。

YouTubeライブ配信をされていた高岡ケーブルテレビから拝借

被災の状況で様々な意見がある中、できる範囲での開催を、と検討を重ねたのが窺い知れる。ここからは想像だけど、もしコロナ禍を経験していなかったら、こうしたやり方に辿り着かなかったのでは。

3年続いたコロナ禍が祭りに与えた負の影響の大きさを全国各地でまざまざと体感したこの1年だったけど、そこで得られた知見が活かされることもあるのなら、それは小さな希望だと思う。

関係者の方の想いや苦労も聞いていたので、まずは伏木曳山祭りが無事に終えられたことと、復興が進み来年以降また賑やかに行われることを願います。


P.S.
全く報道もなくなったけど、最近コロナ禍のことをよく考える。あれは本当に何だったんだろう。
個人レベル、コミュニティレベル、社会レベルで何を失い、何を得たのか。2類から5類に変更されてちょうど一年。今こそちゃんと振り返って語り合う必要があると思うのです。前に進むために。

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