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柿のサラダとハロウィーン

ハロウィーンが近づきましたね。トリックオアトリート  お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ。
仮面をした無邪気な子供達が、お菓子を貰うために街を歩きます。

私はふと奥さんに尋ねてみました。

どんな いたずらをしてくれるのかな? ドキドキだね、わざとお菓子あげるのやめようかな?

ちょっと冗談まじりに奥さんに話します。

彼女はものすご〜〜〜〜〜い気持ち悪い顔をして、人を見下した目で私を見ています。

令和の時代は軽いジョークも通用しません、高いコンプライアンスの壁です。

さっ 柿のクミンとクリームチーズ和えです
簡単です

柿(種無し)  1個
クリームチーズ  お好みの量
白ワインヴィネガー 
塩、クミン  適量

①  柿を切り、ボールで材料合わせたら完成です

生ハムと一緒に

私は息子さんの高校に行ったことがありませんでした。
中学2年まではとても仲が良かったのですが、いわゆる思春期になってからは、ほとんど会話をしていません。

親父の小言と冷酒は後から効いてくる、そう願うばかりです。

私は昔ながらの、前時代的な昭和の頭の人間です。

男親は、学校行事、文化祭、体育祭には行きません。

いぶし銀的な親父を貫こうと努力をしますが、チョコレートディスコの歌が好きなので、心と体がついていきません。

母親と息子さんが、私について話している会話が聞こえてきます。

まあ父ちゃんだから仕方ないかとか

父ちゃんはハマるとトコトンやるからハマらせないでとか

父ちゃんにテレビとかネットを見せてはだめ、余計な情報が入るから等など。

私は血の涙を流しながら聞いていました。

高校最後の文化祭だから見に行かない?と奥さんに誘われ

前時代的な私は、行かない、高校生は親には見に来てほしくないはず、と彼女に伝えます。

奥さんは、今どきそんな人おらんし、あの子はいいよって言ってるよ、と爽やかに回答。

ワァオーチョコレートディスコ

もう令和の風が吹いてますね、シンギュラリティの時代です。

ディオール  ソバージュの香水を振りかけて、お洒落をして奥さんと文化祭に出かけます。

昔は、息子さんと二人でパンツをめくりあげて

「殿〜〜殿〜〜殿中でござる〜〜殿〜〜殿〜〜殿中でござる〜〜」

赤穂浪士のワンシーンをパンツ一丁でモノマネしたり

将来モテるために、二人で壁を叩いて壁ドンの練習をしていたのが懐かしいです。

成長したな〜〜感慨深く見学しています

ヤクザ養成中学校で不良にもなりきれず、喉が枯れるまでツバを吐いていた私とは真反対に、爽やかに青春を謳歌していますね〜。

ヤンキーになりたくて、見えない様に軽くソリコミをし、担任に見つかり黒マーカーで塗られた髪型とは違い、今時の子はサカナクションの様な髪型ばかり。

少し感動してしまいました。

この子達は今から巣立っていくんですね、将来が楽しみです。

1人しみじみしている私を、今だに餌が無い時にしか私に懐かない猫が、横目で見ています。

わざと嫌がらせに少しだけ放置している、小さい自分が情けなくなります。

ボナペティート♪




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