実は何も変わっていない授業
みなさん、このような授業をどう思いますか。
① プリントを配布する
② 10分の制限時間でプリントに取り組む
③ プリントを早く終えた子は、読書をして待っておく
④問題がわからない子は先生に聞きに来る
⑤ 答え合わせをする
(①〜⑤を繰り返す)
単元の復習や基礎・基本の力をつけたい授業では、このようなことをされている先生もいることでしょう。しかし、毎日の授業がこれだとどう思いますか。
インスタグラムでアンケートを実施したところ、
オッケー・・・90票(18%)
だめでしょ・・・409票(82%)
という結果がでました。
否定的に考える先生が圧倒的です。では、少し聞き方を変えます。
① タブレット端末を使って、プリントを送信する
② 10分の制限時間でプリントに取り組む
③ プリントを早く終えた子は、読書をして待っておく
④問題がわからない子は先生に聞きに来る、もしくはタブレット端末上でわからないと送信してくる
④ タブレット端末上で答えを書いていき、答え合わせをする
(①〜④を繰り返す)
そうです。タブレット端末があるかないかだけで、根本的には同じ構造の授業をしています。後者の授業展開のアンケートは実施していませんが、この授業も圧倒的に「ダメでしょ」となるはずです。もしならないのであれば、それはタブレット端末にだまされていることになります。
この2つの授業、
・教壇からほとんど動かない先生
・何も板書されていない黒板
・動かず、基本的には自分の席にいる子
・問題を解いたり、答え合わせをしたり、読書をしたり、常に下を向いている子ども
・大型モニターの画面で答え合わせ
・コロナでしかたないところもあるが、子どもたちは黒板の方にむけての座席配置
・タブレット端末もしくプリントで進んでいる授業
といったことが共通しています。
これでいいのだろうか