まなびやが目指すのは、子どもだけではなく社会全体!多様な世界を学び、体感する場づくりとは?
こんにちは!東京都狛江市にて、放課後の子どもたちの居場所づくりをしているまなびやの宮田です。
今回は、まなびやがどんな活動をしているのか、ご紹介したいと思います。
現在は、
毎週金曜日15:00〜17:00に
あいとぴあセンターという公共の施設にて
子どもたち(小学生が中心)に向けて場を開放しています。
子どもたちは、宿題をしたり、
製作活動をしたり、好きなことをして過ごします。
自分でなにをするか決められる放課後の時間だからこそ、子どもたちのやりたいことを思いっきり出来るよう、活動をサポートしています。
子どもたちが夢中になる「遊び」
子どもたちは製作活動が大好きで、
宿題を済ませるとそれぞれ好きなことをして遊びます。
絵を描くこともあり、つくりものをすることもあり、
時にはスライムづくりなどにも挑戦してみたり、
あとは大人から見たら「何をしているの?」と思ってしまうようなものづくり?実験?のようなことをしていることもしばしば。
なにかちゃんとした目的がなきゃ製作活動をしてはいけないわけじゃないし、
とにかく「やってみたい!」のエネルギーが子どもたちは本当に強いので、その気持ちを受け止めて、なんでも挑戦できる環境づくりを大切にした場づくりを行なっています。
子どもたちの声を聞く「こども会議」
たまに、こども会議というものを活動内で開催しています。
これは、子どもたちと共にまなびやという場をつくっていこう、という趣旨の元、定期的に開催しています。
ここは、子どもたちが主体で、子どもたちが主人公の場だからこそ、子どもたちが居心地がいいと思えるような場を作りたいと思っています。
今後は、まなびやをどんな場にしたいか?の議論の他にも、子ども哲学などを取り入れながら、広い意味で「子どもたちの声を聞く」を実践したいと思います。
地域の子どもたちとつながるイベント主催
年に2回ほど、地域のボランティアセンターと共催で子ども向け体験イベントを開催しています。
普段、まなびやに来ている子たちがやってみたいことを中心に内容を決め、当日は子どもたちにスタッフになってもらいイベントに関わってもらっています。
市のボランティアセンターと共催することにより、様々な子どもたち(小学生に関わらず)との出会いになったり、認知を広めたりすることを目的として開催しております。
また、スタッフとなってくれる子どもたちは、普段とはまた違った魅力が出てきます。
お客さんにどう接したらいいのか、どんな役割を自分は担うのか、を考え、それぞれが得意なところで自分の役割を担ってくれます。
これは普段の活動の中だけでは分からない子どもたちの魅力が出てくるポイントです。
日常の中での決められた役割だけではなく、「自分はこんなことが得意なのかもしれないな」と感じてもらえるような場にすることを大切にしています。
多様な「まなび」を体験する
まなびやでは、今年度から「市民先生プロジェクト」という形で、
地域の人たちがまなびやに関わる機会をつくっています。
市民先生とは、「地域に居る、自分の好きなことや仕事を子どもたちに伝えてくれる人のこと」を指します。
たとえば、編み物好きな人がまなびやの子どもたちに編み物のやり方を教えたり、旅行に関する仕事をしている人が旅行業の魅力や、世界のさまざまな文化について伝えてくれる会、などをイメージしています。
先日は、ビジネスの流れをゲームの中で学べる「スマイルゲーム」を企業研修などで提供している方々をお呼びし、
子ども向けにルールをシンプルにしてスマイルゲーム大会をしていただきました。
市民先生として関わってもらうことにはいくつかメリットがあり、
・子どもたちが多様な世界を知るきっかけとなる
・多様な価値観の大人に出会うことで自己肯定感が生まれやすい
・社会にはどんな仕事があるのかを知ることで、学習意欲が生まれる
・市民先生が、地域にいる子どもたちの存在を認識するようになることで、子どもを見守る目が増える
などがメリットだと思っています。
社会には、いろんな人がいます。子どもだけじゃなく、高齢者も赤ちゃんも。障害を持つ人も。
そんな「社会」というものを体感する場にもなるといいな、と思っています。
まなびやは、子どもたちの多様なあそびと体験と、まなびの場です
読んでいただきありがとうございました!
今回はまなびやの活動を具体的に紹介しました。
自分でまとめながら改めて、「あそび」「体験」「まなび」というものを大事にしながら子どもたちに関わってきたなと思いました。
今後もその軸はブラさずにやっていきたいと思っています。