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学習支援員から見た授業の気づき②考える力

学習支援員として働いていた時に、各学年の授業を見ていて気づいたことを記録しています。
勝手に偉そうなことを、と受け取られる方もいるかもしれませんが、どなたかの参考になれば嬉しいです。

気づき①はこちら↓


みんなで同じことをする(一体感)にこだわりすぎる

「〇〇さんが発表します。聞きましょう。」

問題に取り組んだあと、自分の考えを発表する場面で。

当然、発表するからにはみんなに意見を聞いてもらいたいし
自分と違う考えの意見を聞くと学びが深まるので
発表者には注目させるのが一般的だと思います。

ただ、問題に取り組んで納得する答えにたどり着く時間は子どもによってまちまち。

発表の時間になってもまだ、ノートとにらめっこして考えている子もいます。
友達の発表の前半部分を聞き、ひらめいてノートにダーっと書き出す子もいます。
友達の発表で正解を知るんじゃなくて、自分で考えたい子もいます。

そういう「思考」に傾いている子の手(思考)を止めてまで
発表に注目させるのはもったいない
なぁと思いました。

何がなんでも発表に注目させるということにこだわらず
子どもたちの様子を見ながら大らかに見守ってほしいです。

充実した授業にするために「発表の時間」は必須な印象がありますが
そもそも、45分間に完璧におさめようとせず、考える時間をもっとふんだんに確保したほうがいいのではと思います。

まとめを誘導する

【めあて】【まとめ】は対になって授業を構成することが多いと思いますが
先生が板書するのではなく、子どもたちに発表させるという方法をとっている先生もいらっしゃいます。
ですが、子どもたちに意見を聞きながら「うんうん、、〇〇が?どうしたらいいんだった?」などと誘導尋問?笑 している様子もチラホラ。

先生が書かせたいことを子どもの口から言わせているだけで
【まとめ】の正解に導く必要性はなんなのか。

子どもたちは【まとめ】の言い回しをスキルとして獲得することはできると思いますが
考える力はついてないのでは
、と疑問に思っていました。

どうしても【まとめ】が必要ということなら
その授業で出てきたキーワードだけ2〜3こ提示して、自由に子どもたちに書かせると思考が働くのではと思いました。


今回は以上です。

こうして書いてみると
どうしても批判的な文になってしまって、怒られるのではないかと心配ですが・・

まだまだ「授業の気づき」続きます笑

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