経営数字との付き合い方(2)ー経営数字とは何かー
数字が苦手な人が多い?
数字というのはみなさんが毎日目にしているものであると思います。例えば、時計で今何時か見ますし、買い物をすればお金を払います。体温計で熱を測ればそこにも数字があります。また、数字を頭の中で使うことも毎日していることでしょう。
ところが途端に、仕事で使う数字になるとよくわからない、となる方が多い気がします。数字はそれだけを見れば数字が並んだものでしかありません。その数字に単位が添えられれば、その数字の意味が数字だけの時より明らかになるでしょう。
10という数字の背景を考えてみる
例えば10という数字があったとします。ここに秒という単位がつけば、10秒となり、より意味がわかるようになります。さらに陸上競技大会の100メートル走のタイムが10秒というのはどうでしょうか。これらの情報があれば時速何キロで走ればこのタイムが出るのかが計算できます。
このように数字の背景や繋がりが見えてくると、数字から色々なことがわかるようになります。そして同時に、数字だけではわからないこと、もわかるようになります。わからないことがわかるようになれば、調べようもあります。勉強会では調べ方についてもみなさんと学んでいきたいと考えています。
経営数字とは何か
今回は私がここでいう『経営数字』とは何かということを書いていきます。見ての通り、経営と数字という2つの単語からなる経営数字という言葉ですが、まず経営を以下のような意味と考えることにします。この意味は、『13歳からの経営の教科書』から取りました。
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