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『きみトリ』ご感想 〜わたしにも市民活動ができるかもしれない

『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』著者の舟之川聖子です。

昨夏のクラウドファンディングでサポートをしてくださった大山江利子さんが、『きみトリ』のご感想をご自身のブログで紹介してくださいました。許可をいただき、きみトリからもご紹介します。


読書のご感想


読んでいるうちに、中学生の頃の自分が「出てきて」くれたんですね。そしてきみトリと話をしてくれた。大人のわたしとして、「読んでくれてほんとうにありがとう」。

そして、「こんな大人に会いたかった」には、中学生のわたしが出てきて、「ねー!ほんと、こんな大人もいるんだね!」と話しかけています。
「大人ってみんな嘘つきで矛盾だらけのくせに、子どもには正しそうなことを言って"あなたのため"って言うんだよ。ほんと最悪だよ......。」そんな話までしたくなります。

尊厳、尊重、健やかさ。
ありのままでいること、自分を大切にすること、ほんものであること。
たくさん受け取ってくださってありがとうございます。

そしてその後、読書会にもご参加くださいました。


読書会のご感想


わたしはこの本を書いているときは、リアルな10代の人とも接していたほか、自分の中の「10代のわたし」に問い合わせる時間もたくさん持ちました。
「ほんとにそれが書きたいの?」
「そうじゃなくて、もっと書いてほしいことがあるんだけど」
「あのときの傷つき、やっと目を向けてくれたんだね!」
そんなふうにやり取りを重ね、違和感のあるときは、10代のわたしに問い合わせながら、大人のわたしとして書き進めました。
わたしにとっては、統合のプロセスでもあったなと思います。

ブログを拝読して、読んだ人の中でも、ひょっとしたら同じようなことが起こっているのかもしれないと思いました。だとしたらとてもうれしい。

大人になるってどんなことなのか、大人の年齢になってからもずっとわからないまま、時には逃げて、時には責任を他に転嫁してきたかもしれない。でも、渡され続けてきたバトンをようやく受け取れるようになった。

未熟でも未完成でも、社会にいるだけで社会の一員なのだから、今いるところで社会に対して思っていることを表現していい。大人にならなくたって、子どもの頃から実はそれはできることなんだ。

そうそう!今いるところで、小さく受け取って、小さくはじめる。
子どもの頃からもできることを伝えながら、大人もやっていこう!
自分の人生を生きるために、若い人たちがやりやすくなるように。

過去とつながったり、傷が癒えたり、一歩が踏み出せたり。
わたしにも、あなたにも、『きみトリ』が変容のきっかけになれることがうれしいです。ありがとうございました。


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