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土地買う前に知っておこう。「仮換地」を3分サクッと解説
本日は「仮換地」です。これは私の知り合いがよく分からず「仮換地」を買ってしまったので本来どう気をつけるべきなのか解説いたします。すごくマニアチックですがこれから土地と住宅購入を考えてる方は知っておいて損はない内容です。それでは見ていきましょう。
■「仮換地」ってなに?
「仮換地」(かりかんち)とは、「その土地の区画を整理するために一度そこにいる人達に移動してもらうための場所」になります。意味が分からないと思うので図を見ていきましょう。
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このように道路が広くなったり狭くなったりAやB、C、公園の位置により土地の本来の広さを有効活用出来ていません。
これを下の図のような綺麗な区間にします。
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綺麗にするため元々あったAやBやCの所有している土地の面積を減少させたり、増やしたり、または移動させたりします。これを「土地区画整理」と呼びます。主に市役所が実施しますが、個人でも出来ます。そこで出てくるのが「仮換地」(かりかんち)です。
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Aは上の方に移動しないといけないため「移動する土地」が与えられます。それが「仮換地」です。そしてそのあと「換地処分」という終了宣言が行われて「土地区画整理」は終了します。
■仮換地は売買できる
仮換地は「土地区画整理」が終了する前に土地として売買できるため不動産から物件紹介を受けることがあります。これから土地が整理されて従前より土地の資産価値が上昇するので人気エリアになりやすいのも特徴にあります。
そこで一つ気を付けないといけないのが「清算金」があるということです。
土地区画整理は長い年月(10年や40年かかることもある)をかけて施行します。清算金とは「従前より土地の資産価値が上昇したため、その上昇分を追徴する」=「お金を払う」ことです。その額は終わった後しか自治体も分からないそうです。多くは市から清算金支払通知がきます。支払者はその「仮換地」の所有者になります。
中には1300万円の請求が来たところもあるそうです。
よく考えて購入するべきですね。
以上です。いかがでしょうか。仮換地を購入することはエリアの人気上昇が今後拡大しますし資産価値上昇も狙えるのでもちろん売買してもいいと思います。しかし清算金が後から来ることも考えないといけませんね。