地震って何だろう?防災意識を高める基本知識
地震は「防災を意識する」一つの「自然災害」です。
日本に住むと考えれば避けては通れないものですよね。
今年1月1日に北陸地方を襲った大地震も記憶に新しいものの
その度に防災意識を高めるニュースが流れます。
でも、地震って「揺れる」以外のことは大人になると
「地震ってなぜ起きるの?」基本的なことも何となく知っているだけで、子供の時に習ったことを忘れてしまいます。
今回、学校で習ったことも復習も兼ねて説明します。
■抑えておきたいプレートと海嶺(かいれい)
地球というのは、中心から固い岩盤の塊によりできています。
その岩盤の上に海や大陸があります。
海に面しているところを「海のプレート」、そして陸に面しているところを「陸のプレート」と呼びます。
海嶺は地下からマグマが噴き出すところです。マグマが噴き出すとその上にある海のプレートが押し出されて下に沈みこみます。
海のプレートが沈みこむと陸プレートと触れ合う部分が擦れ合います。
陸プレートが下へ押し込まれてバキっと折れてその反動で元の位置に戻ろうとします。
その反動が、陸の揺れ=地震となるわけです。
世界にはこれだけのプレートが存在します。
日本はどうでしょうか?
日本が地震が多い国というのは肌感覚でも分かると思いますが、実はこれだけのプレートが集まっている珍しい大陸国になります。
プレートが動くということは、その上にある大陸も少しずつではありますが動いていることになります。
研究では、地球の大陸は、元々一つでプレートの活動によってバラバラの大陸になったのではないか?と言われています。
世界地図でも分かるように「アフリカ大陸」と「南米大陸」をくっつけてみるとピッタリ合うのが分かります。
■意外に知らない「震度」と「マグニチュード」に違い
ただニュースを見ているだけでは震度とマグニチュードの違いを考えないと思います。
震度は、その地点での揺れの強さなので地域によっては強い弱いとなりますが、マグニチュードはその地震の強さを示します。
マグニチュードはクラスが1つ違うだけで32倍の強さになるんですね。
■「ガル」という測定値がある
地震の強さを表す測定に「ガル」というものがあります。
住宅展示場などに行くと耐震に自信のあるハウスメーカーはこの「ガル」の基準値を耐震等級別に出しています。
地震が発生した際に、地面や建物にかかる瞬間的な強さをガルと呼ぶのですが、新耐震基準では400ガル(マグニチュード8、震度7~8)をクリアするようになっているようです。
ただし、東日本大震災は2900ガルだったことを踏まえてマグニチュードや震度に必ずしも直結するわけではないそうです。
住宅購入では、耐震にとても敏感になるため、購入検討時に業者へ耐震は何ガルを想定しているのか質問するといいでしょう。
■最後に「南海トラフ地震とは」
南海トラフ地震についてニュースでも報道されている通り、東海~四国を含めた浅い海溝で起きるであろう想定された地震の総称になります。
すでにこの地域では約百年前に大地震が周期的におきていて、その周期を見て起きるだろうと予測されています。
巨大な津波が来ると予想される地域は、避難する津波タワーを用意しています。
防災訓練も盛んにで自治会による防災観光にしてツアーを組んでたりして活用しています。
研究者ではなくてもなぜ地震は起こるのか?基本知識を分かっておくだけでも防災意識が高まりますよね。
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