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今を全力で楽しんだ先に、きっと未来があるから。 #31stSGアンダーライブ

今回も、とってもいいライブでした。
いつも、アンダーライブには、新鮮な驚きと、溢れんばかりの情熱を与えてもらっています。

7万人、ステージ横まで超満員の日産スタジアムと、
2千人、オールスタンディングのZepp。
こんな対照的な2つのステージを、同じ年の間に経験したアーティストは、
世界広しと言えどもさすがにこの10人だけだろうし、
なによりこの中には、なんと1年の間に
40公演をこなしている人もいるという驚き。
(全ツ15公演、アンダラ18公演、卒コン・卒セレ4公演、スタ誕2公演)

ことあるごとに「10人という少人数ですが…」という枕詞で語られた今回のライブ。
普段が多いからそう思っちゃいがちだけど、
でも実際は、10人って全然少なくなくて。
むしろ、一人ひとりの輝きをじっくりと目の当たりにすることができる、
いつもこのくらいの人数でいいんじゃないか?!と思ってしまうくらいには、とっても素敵なライブでした。


乃木坂というグループを注目して見るようになって、
特にアンダーライブという空間がとりわけ好きになったのは、
最終日に松尾美佑さんが語ったこの言葉にも象徴されると思っていて。

努力だけではどうにもならないことにたくさん出会って、難しいなと思うことがたくさん増えました。でも、そんな中でライブだけはいつでも私に頑張った分だけの自信をくれました

正直、私にも、自分でもわからないことがたまにあります。でも、私は今が常に一番楽しいです。今を楽しむことが精一杯で、その先のことに不安を感じることも忘れてしまったりします。下を向くわけでも、上を見るわけでもなく、私は今自分が見えている景色を全力で楽しみながら、歩いたり走ったり、マイペースに自分の道を進んでいきたいなと思っています

https://mdpr.jp/music/detail/3514517

もちろん、選抜で、センターで、グループの先頭を走る人たちにも、彼女たちなりの苦悩や努力があることは間違いない。
でも、努力した先の結果、「報われた」という事実が残る選抜と違って、
ここにいる10人は、その努力が(はっきりと目に見える形では)いつ結実するかもわからない。
その苦しさは、正直、想像するに余りあるものがあって、
それをこんな外野からわざわざ言葉にするのは、もはや無責任ですらあるかもしれない。

でも、ひとつひとつのライブに丁寧に、全力で向き合っていることは、
言葉の節々からも、もちろんパフォーマンスからも、
配信の画面を通してでも、十分すぎるほどしっかり伝わっていて。
驚きや、感動や、元気や、活力、
様々なものをもらっているから、
だからこそ、舞台に立つその瞬間だけは、
ただただ自分の未来のために、全力でこの一瞬を楽しんでいてほしい。
今はただ、シンプルにそう思います。


グループ全体より一足早く、世代交代を完了させたアンダーライブ。
まあやさんとの約束の地、東京ドームを目指す道のりの、
その「再出発」の舞台が、
残念ながら完売とはいかなかったZepp全国ツアーというのも、
個人的にはなんだか物語の序章めいたものを感じてしまいます。

てか平日の地方公演が開催1ヶ月前に発表されるって、もはや埋まる方が奇跡でしょ…

「約束の地」への道のりは、今は果てしなく遠いけれど、
グループ全体ではなかなか大きな目標が描けない現状にあって、
この「野心的すぎる目標」を掲げたアンダーが、一歩ずつその歩みを進めていく過程を、今後も楽しみながら追いかけていきたいな、と思うし、
次こそは、本当に次こそは、生でその音を浴びたいなあ…!

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