今を全力で楽しんだ先に、きっと未来があるから。 #31stSGアンダーライブ
今回も、とってもいいライブでした。
いつも、アンダーライブには、新鮮な驚きと、溢れんばかりの情熱を与えてもらっています。
7万人、ステージ横まで超満員の日産スタジアムと、
2千人、オールスタンディングのZepp。
こんな対照的な2つのステージを、同じ年の間に経験したアーティストは、
世界広しと言えどもさすがにこの10人だけだろうし、
なによりこの中には、なんと1年の間に
40公演をこなしている人もいるという驚き。
ことあるごとに「10人という少人数ですが…」という枕詞で語られた今回のライブ。
普段が多いからそう思っちゃいがちだけど、
でも実際は、10人って全然少なくなくて。
むしろ、一人ひとりの輝きをじっくりと目の当たりにすることができる、
いつもこのくらいの人数でいいんじゃないか?!と思ってしまうくらいには、とっても素敵なライブでした。
乃木坂というグループを注目して見るようになって、
特にアンダーライブという空間がとりわけ好きになったのは、
最終日に松尾美佑さんが語ったこの言葉にも象徴されると思っていて。
もちろん、選抜で、センターで、グループの先頭を走る人たちにも、彼女たちなりの苦悩や努力があることは間違いない。
でも、努力した先の結果、「報われた」という事実が残る選抜と違って、
ここにいる10人は、その努力が(はっきりと目に見える形では)いつ結実するかもわからない。
その苦しさは、正直、想像するに余りあるものがあって、
それをこんな外野からわざわざ言葉にするのは、もはや無責任ですらあるかもしれない。
でも、ひとつひとつのライブに丁寧に、全力で向き合っていることは、
言葉の節々からも、もちろんパフォーマンスからも、
配信の画面を通してでも、十分すぎるほどしっかり伝わっていて。
驚きや、感動や、元気や、活力、
様々なものをもらっているから、
だからこそ、舞台に立つその瞬間だけは、
ただただ自分の未来のために、全力でこの一瞬を楽しんでいてほしい。
今はただ、シンプルにそう思います。