【本】読書の秋に彩りを添えてくれる3冊。
『どんな日もエレガンス』
ドメストル美紀/著
大和書房 (2020/7/19)
フランス、ヴェルサイユの伯爵家に嫁がれた
ドメストル美紀さんの著書。
今の時代を生きるヒントが綴られています。
エレガントな生き方をされている
フランス人である義理のお母様のお話に、
「エレガンス」のほんとうの意味を
教えていただいたような気持ちに。
前著の
『フランス伯爵夫人に学ぶ 美しく、上質に暮らす45のルール』
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2018/6/14)
を拝読して、ドメストル美紀さんの魅力に
はまってしまったわたしですが
今回の著書も読み終えてすぐに
本棚に収めました♡
(もう一度読み返したいもの以外は、
古本屋さんへ持っていくようにしています。)
『デッドエンドの思い出』
よしもとばなな/著
文藝春秋 (2006/7/7)
吉本ばななさん、ご自身が
これまで書いた自分の作品の中で、いちばん好きです。これが書けたので、小説家になってよかったと思いました。
とおっしゃる一冊。
秋らしい表紙をひらくと、
短編のラブストーリーが並びます。
日常のようで非日常な吉本ばななさんの世界に
心がゆらゆらと揺れるのが愉しかったです。
この感覚、読書の醍醐味ですよね。
自分と照らしわせてみたり、
物語の一員になってみたりを
行ったり来たりした夜でした。
『月と六ペンス』
サマセット・モーム/著 金原瑞人/訳
新潮社 (2014/3/28)
秋といえば、月と芸術の美しさに惚れ惚れとする季節。
この時期にふさわしいタイトルに、
物語の主題は芸術家の生涯です。
読み終えてから、一つの作品が「命そのもの」のように
覚悟や葛藤や情熱がそこには宿っているのだろうなと
今まで観てきた美術作品を思い出したりしました。
美術鑑賞をする時の
絵画の捉え方や見方が変わりそうな一冊です。
また、こちらの
「彩-irodori-」、マガジンの中で
おすすめの著書をご紹介できたらと思います。
それでは、皆さまにとって
味わい深い読書の秋となりますように...!