「あなたの家の屋根壊れてますよ詐欺」がうちにきた!!
日曜の昼下がり、家族でいつも通りゆるゆると過ごしていると、突然自宅のインターホンが鳴った。
「ピンポーン」
ん?!誰だろう…………
インターホンのモニターを覗くと、そこには見知らぬお兄さんが一人立っていた。
20代後半くらい男子。色白。塩顔。
雰囲気はソフトでスマートな感じ。シュッとしてる。服装は現場の職人さん風で、頭には白タオルを巻いていた。
私が「は〜い!」と出て行くと、、、
お兄さん
『あの自分、近くで屋根の修理やってる職人なんすけど。たまたま通りかかったんですが、お宅の屋根の板金、剥がれてるところありますよ。』
(我が家は一軒家なのです)
私
あまりに急な訪問&そのお兄さんのソフトな雰囲気や話し方、物腰の柔らかさ&なんとな〜くの雰囲気、そして言葉の巧みさ、などからしてとても本物の屋根職人=「現場の男」とは思い難いような気がする……………
どちらかというと営業マンタイプ男子なのでは??
そう瞬間的に思った。
(な〜んかうさんくさい雰囲気………そして違和感を感じる…………これ、
「屋根修理しますよ詐欺」
なんじゃないの………?!)
心の中ではそう思いつつ、私はお兄さんに調子を合わせた。
「え!?うちの屋根が?大変!!どこが駄目になってるのか今教えていただけます?」
お兄さんと二人我が家の屋根が見える自宅前の広い場所へ移動した。
お兄さん
『ほら、あそことあそことあそこ、3か所くらいですよ。このままにしとくと雨漏りしたり、最悪は板金が風に飛ばされます。
もしよければ今上がらせてもらってパパッと直すことできますけど、ハシゴとかありますか?』
私の目からは修理が必要なポイントはよくわからずだった。
私の心の中→
(怖いっ💦怖い怖い💦💦
詐欺だよ詐欺詐欺💦こういう「屋根壊れてますよ詐欺」テレビで見たことある〜💦
ここで家に上げたらおしまいよ💦ぼられて終わる…)
そう思いつつ平静を装った。
私
「あ、でも今家に上がっていただくのはちょっと…それなら知り合いの業者に見てもらいますので。
どこが駄目になってるのか今紙持ってきますからそこに書いていただけますか?
それと、お兄さんが所属されてる会社さん名とご連絡先も一応お聞かせいただけますか?念のため😊」
お兄さん
『あ、ああ…………そうですか。じゃあメモに書きますね。』
お兄さんはそう言って私が持ってきたメモに屋根のイラストと修理が必要な部分を簡単に書き、「◯◯建設」という建設会社の名前と携帯番号を書いた。
私
「じゃあご親切に本当にありがとうございました😊(嘘笑いを浮かべる)」
お兄さん→微笑みながら去って行った。
自宅へと戻った私は大騒ぎ。
ちょうど入浴中だった夫がお風呂から上がってきたので、ペラペラペラペラ、それはもうラジオみたいに今あった出来事を話して聞かせた。
私
「ね?!これってあなたのお家の屋根壊れてますよ詐欺じゃない?お兄さんいきなり現れてさ、近所で屋根修理してますって彼が指さした方の辺り、ご近所今見てきたけどね、修理やってるお宅なんてないんよ………💦
あ〜怖い💦💦
これ、例えばご老人とかだったらきっと騙されて家に上げちゃうよね。そしてぼられちゃうよ😭
恐ろしい世の中や……………」
夫にペラペラペラペラと驚いたんだよって話や、一連の流れを説明し終えた私はひとまず満足した。
「でももしかしたら全部私の思い込みであのお兄さん、ただの良心的なお兄さんだったのかな……?」
思い込みは人を盲目にしてしまいますからね。
私が夫にそういうと、社会人歴二十数年、会社でもそれなりの役職につき、恐らくは職場ではこちらもそれなりに数々の修羅場も経験してきたのであろう企業戦士の夫は、
『いや、多分それ詐欺だと思う。』
そう答えた。
ということで私は早速ググりました。
屋根 板金 浮いていると言われた
いちいち検索。
するとやはり↓
【怪しい業者がきたらまずすること】
【怪しい業者が使うキーワード】
◇
はあ〜……………
恐ろしい世の中なんやね。
でも落ち着いてお相手の雰囲気や表情諸々をしっかりと観察し、そして総合的に判断すれば、胡散臭さはやはりなんとなく伝わってくるものです。
現場からの報告は以上です。
ここまで読んでくださってありがとうございました。