「7.5グラムの奇跡」「アヒルと鴨のコインロッカー」を読んだ日
今週はこの2冊を読みました!
まずは姉から勧められていた砥上裕將さんの「7.5グラムの奇跡」を読みました。
下記があらすじです。
どのエピソードも心が温かくなる短編集でした。あらすじ通りの感想で申し訳ないけれど、本当に読んでみその通りでした。
私は4つ目のエピソード「面影の輝度」が特に好きだった。老いていくことは抗えない中で、持木夫妻は手を取り合いながらその日々を過ごしていく。お互いに病気を抱えながら、それでもお互いの存在を覚えていきながら残りの時間を過ごす2人の様子は少し胸が苦しくなったな。
あとこの物語は、シンプルに新人視能訓練士の野宮君が成長していく姿がよかった。そして助言をしながら成長を支えてくれる広瀬先輩がシンプルにかっこいい。こんな先輩は本当に素敵。
もう一冊は伊坂幸太郎さんの「アヒルと鴨のコインロッカー」です。
映画になっていたことは知っていたけど、原作を読んだことも映画を見たこともなかったので真っ白な状態で読めました。
・2年前の3人の物語に途中参加している僕
まず、すごい面白い本だった!!というのがやっぱり最初に来る小説でした。伊坂幸太郎さんの本読むと絶対この気持ちになるんだよな、、
あまり細かく言うと圧倒的ネタバレになるけれど、物語の構成として、現在の僕(椎名くん)と2年前の日々からの琴美ちゃんの視点から物語が進んでいく。
この仕組みが悔しいくらいに面白いんだよなぁ。だんだん2年前と今日の日が繋がっていく感じ、そう来るよなと分かっていても面白かった。
終盤、読み手はきっと椎名と同じ「3人の物語に途中参加」をしている状態で真実を知っていく、読んでいてすごく気持ちの良かった一冊でした。
ちなみに読み終わった後、映画ではどの役をどのキャストがしていたっけと思って、確認してみた。
濱田岳さんが出ていたことは覚えていて、「あぁ、絶対に椎名君」とすぐわかったんだけど、ペアは瑛太さんか!!これは上手すぎる配役!なるほど!と、きっと読んだ人は感じるな、と個人的に思いました。笑
琴美、川崎、ドルジが来世で出会えますように。
明日また図書館できっと伊坂さんの本を借りるんだろう、、
どれにしようか考えて図書館に向かおう。
おしまい!