そうだ、(今年も)文学フリマ東京37に出よう
もう、本当にサボり魔でェ……
前回の文学フリマ東京35が終わってからすっかりnoteの更新をしなくなってしまった。実はいろいろな出来事があったので、それをかいつまんで書きつつ、タイトル回収する記事としたい。
スタババさんとの文学フリマ東京35打ち上げ
11月の終わり頃、神楽坂の某フレンチにて。(もうすぐ1年経つってのが信じられないのだが、それもこれもこの長引いた暑さが季節感をバグらせているせいだ)
この日はお料理もさることながら、本当に本当におしゃべりが楽しくて。だってこの頃まだ数回しか会ったことがなかったのですもの。文学フリマに出るきっかけをいただいたことへの感謝もあらためてお伝えすることができた。文学フリマ当日のことや、今後のこと、最近の身の上話などなど沢山お話できて嬉しかったなあ。話足りなくて、2軒めで大きなサワー飲みながら、もう帰らなくちゃという時間ぎりぎりまでお付き合いいただいた。
文学フリマ東京にでて本当によかった。こんな素敵な時間を過ごすことができたのも、出店の一歩を踏み出せたからだと、本当に強く思う。
江古田「百年の二度寝」さんにお声掛けいただき、本を置かせてもらった
文フリ35直前に私が来店してちょっと会話したのがきっかけだったと思う。実はお店ができて割りとすぐの頃からちょこちょこ来店をさせていただき、本やZINEを買い漁っていた。
百年の二度寝さんは選書バランスがとっても絶妙で、時勢に則した特集コーナーがあったり、ZINEやフリーペーパーも豊富に入手できたり、私の好きなエッセイジャンルも多く扱っていらっしゃったりで、近所にこんな素敵なお店ができたなんて!!!と初来店のときとっても嬉しかったのをよく覚えている。江古田に引っ越したときから大好きな雑貨屋さんの奥にある(しかも雑貨屋さんが開店している日はそこを通り抜けてたどり着けるようになっている)というワクワクもあり元々大好きなお店のひとつだったのだ。
文フリ35の前にも来店し、ZINEとフリーペーパーを漁った。出店に際しての自分の表現のヒントを得たかったのだ。
その会計のとき、「ZINEがお好きなんですか?」と百年の二度寝の河合さんに声をかけていただいた。
「実は次の文学フリマ初めて出るんです、今日は出店のときのヒントを得たくてZINEみにきたんです…」とポロっと漏らしたら、「わーそうなんですね!素敵です!私も行くのでブースの場所教えてください!!!」と会話のボールを拾っていただいた。
今思えば、これが本格的なやりとりのきっかけとなった会話だった。
出店するんです!と、口に出して目の前の人、しかも本のプロフェッショナルの方に伝えるのは、私にとってはすごく勇気の要ることだった。あまりに緊張して体温があがり、マスクをしているせいもあってメガネが曇って前が全然見えなくなったのを覚えている。お恥ずかしい。
そして、文フリ35当日、実際に河合さんは来店してくださった。
迷うことなく1冊、満腹街道を購入してくださり、とっても嬉しかったのをよく覚えている。この日は終日「私の文章をお金を出して買ってくださるなんて……!信じられない……!!」という感動に打ち震えていたのでふわふわとしていた。
そして文フリ当日から3日後に一通のメールをいただく。
そこには「読んでいてたいへんおなかがすく本でした」と感想をいただき、ああ…!本当に読んでくださったんだ……!と泣きそうになった。
が、そのあとの段落でびっくり。
なんと、「ぜひ、当店で取り扱いをしたいと考えております」と書いてあったのだ。
え??えええ??私の本が?????あのお店のZINEの棚に????????!!!!!
すぐには状況が読み込めなかったが、その後のメールを読み進めると、販売の条件や、用語などを素人の私にもわかるように丁寧に提示してくださっていた。どうやら本当のことらしい。
「ねえねえ、え、江古田の本屋さんに本をおいていただけるって…!」と、別の部屋にいた夫に駆け寄って話すと、わあよかったねえ!と喜んでくれた。うれし〜
というわけでまずは少部数からスタートさせていただいた納品。1冊売れるまでに何ヶ月かかるのかしら…と思っていたけれど、なんと納品翌日に追加納品のお願い連絡をいただいた。
納品してすぐに複数冊買ってくださった方がいらしたりして、その後も納品するたびに予想外の売れ行きに。。本当に、本当にこんな幸せなことがあってよいのだろうか……!購入してくださったすべての方、アイデアをくれた友人たち、執筆のきっかけを与えてくれたスタババさん、何度も取材に行ってくれた私の胃袋に心から感謝である。
短期間に何度も追加納品のお申し出をいただいたため、急遽重版をかけて対応させていただき(こちらとしても密かに誤字脱字を直せてうれしい)、最終的には見本誌以外全て手元から旅立っていった。
本当にありがとうございます。深々お辞儀です。
本を買ってくださった皆様それぞれのご家庭にある本棚に、私の本が並んでいるのかしら…と、手元から旅立った我が子を想像するたびに、いまだにじ〜んとなります。
フリーペーパーも置かせていただきました。手に取っていただいた方、本当にありがとうございました!
※2023/10現在、二度寝さんのWEBを見る限りおかげさまで売り切れのようです!また機会があればよろしくお願いします!
5月の文学フリマは?
出ませんでした。その後間髪入れずに、私のいとこ(外国人)が来日したいとのことで、ホームステイ先としての受入準備や、ビザの手続など休む間もなく準備するタスクが降ってきた。執筆に対して企画や構成が必要な時期に全く時間がとれなさそうという見積もりからお休み。
いとこは無事来日して、1ヶ月我が家で初めての海外・初めての日本を堪能して帰国していった。都内中心に日帰りでいろんな場所へアテンドしたり、上げ膳据え膳を堪能してほしくて温泉街へ泊まったり。もともと私達夫婦で予定していた知床への旅行を急遽いとこに同行してもらったり。
出なかった期間も愛しい時間を過ごすことができた。時間が経ってしまったけれど、いつかこの辺も書きたいなあ。
5月〜8月くらいまで
冗談抜きでずっとゼルダの伝説ティアーズオブザ・キングダムに明け暮れてた。前作ブレスオブザワイルドは私が体調崩して休職していた頃、不眠の私に光を与えてくれたゲームなので、続編にはそれはもう期待感しかなく。
プレイしたことのある方はご存知だと思うけれど、あんなにやりこみ要素の多いゲームもないよね。
9月そして今
ゲームのメインストーリーの終わりが見えてきたとき、満腹街道の次作について考えた。もともとアイデアはたくさんあったのだけれど、わりと迷うことなく、次は「練馬・桜台・江古田エリアのごはんどころ」にしようと決めた。
前作酒場編と同じくらい、書いて記録を残したい洋食屋さんや定食屋さんでの思い出がたくさんある。
けれど、物価の値上がりや建物の老朽化、高齢化などで失っていくお店も、相変わらず本当に多い。この1年もたくさん、お店とのお別れがあった。
私はグルメガイドを作りたいのではなくて、自分の食体験の思い出を残したいという気持ちで書いている。
行ききれない、書ききれないお店もたくさんあるけれど、なんとか形にするのでまた手にとってくださったら嬉しいです。
そうだ、文学フリマ東京にでよう
というわけで、いまお尻に火がついて沸騰してまして、やかんのようにピーピーいいながら原稿書いている。なんとか今月中の入稿を目指します……でも、もし間に合わなかったら次の文学フリマ東京は、既刊だけ持っていくことになります………でもでもでも、必ず形にします!!!
今日ブースが発表されました。
ブース: C-15 (第一展示場) ぼんじりシンジケート
です!!!!!また頑張って宣伝するのでよろしければお付き合いください。
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