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アトランティスってこんな感じ?なんかビミョー。でもいいものはいい!(レコードジャケットの楽しみ #4)
こんにちは、吉田です。
レコードジャケットを自宅の部屋に飾ってニンマリする連載の4回目です。(連載のマガジンはこちら)
今回は「中身はいいのにジャケットがちょっとビミョー...」という3枚を揃えてみました。
皆さん、アトランティスってご存じですか?
実在していたとも空想だともいわれている島のことで、元々プラトンが書籍に記載したのがはじまりです。
そのあと何度かブームがあり、小説や映画の題材にもなっています。
私がアトランティスを知ったのも光瀬龍の小説「百億の昼と千億の夜」がきっかけです。ちなみに萩尾望都の漫画版もオススメです。
今回の最初の1枚は、そのアトランティスをテーマにしたアルバムです。
そのアルバムは、アース・アンド・ファイアーの「Atlantis(アトランティス)」。アルバム名そのままですね。
「アース・アンド・ファイアー」というと、ほとんどの方からは「ああ、モーリスホワイトの...」と返ってくるのですが、それは「アース・ウインド・アンド・ファイアー」で違うバンドです。
ちなみにオランダのバントで、本国ではメチャクチャ売れまくったようですが、日本をはじめ本国以外ではほとんど認知されておらず残念です。
話がそれましたが、このジャケット、オリエンタルチックじゃないですか?
というか、どーんと鎮座しているのはインドのガネーシャ神(象の姿の神様)そのもの...
って、アトランティスって、インドじゃないでしょ!
上にも書きましたが、アトランティスは元々プラトンが大西洋に沈んだ島として書籍に記載したのが始まりで、フィジー諸島やカリブ海にあったなど諸説ありその真偽も不明です。
インド洋に存在したという説もありますが、少なくともインドじゃないんです...
ジャケットとしてはチョット変ですが、このアルバム、中身がメチャクチャいんです!
特にプログレ好きの方には超超オススメです!
さて、2枚目ですが、いつものように1枚目のジャケットと同じ色合いのアルバムを探します。そしてもちろん「中身はいいが、ジャケットはビミョー」というテーマに合うことが条件です。
で、ありました!
それがシナジーの「SEQUENCER(シーケンサー)」です。
シナジー(Synergy)は、ラリー・ファストというシンセサイザーアーティストのソロプロジェクトです。
欧米での評価は高いのですが、日本での知名度が低いのが不思議です。
このSEQUENCERのジャケット、どこかの未知の惑星でなにかの種子が割れてそこからヘンな植物が生えていて、割れた種子の片方にシーケンサーの波形が表示されている...という感じでしょうか。
もうワケがわかりません。
これがビミョーなジャケットの2つ目です。
そして最後の3枚目。
この連載で初の2回目の登場となるルネッサンスのファーストアルバム「RENAISSANCE(ルネッサンス)」です。(1回目はこちら)
ファーストアルバムにして名盤ですが、ジャケットがビミョーです。
ルネッサンスのアルバムは結構いいデザインのものが多いのですが、いくつかビミョーなものもあり、その中の1枚がこのファーストアルバムです。
ファーストアルバムでよくあるパターンのアルバムタイトル自体がバンド名と同じ「ルネッサンス」です。
でも、ルネッサンスってギリシャとかローマ時代の文化のことをいうと思うんですが(ルネッサンス様式とかありますよね)、このジャケットを見る限り「砂の惑星 デューン」という感じです。
アルバム(曲)自体はいいのに残念であり、超ビミョーです。
今回のビミョーな(でも中身はいい)3枚、いかがでしたでしょうか?
こんな感じで部屋に飾っています。
この中でも特にオススメなのが1枚目の「Atlantis」です。
(今もAtlantisを聴きながら書いています。サイコーです!)
Spotifyであるので、ぜひお聴きください!
この3枚をニンマリして眺めながら今週も1週間を過ごそうかと思います。
ではまた来週お会いしましょう。