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TWSC,JWPCのミーティングと1年ぶりの白州取材、そして釣り雑誌の取材…

 酷暑が続いているが、先週はTWSCの実行委員会ミーティングを火曜夜に開き、さらに木曜夜には一社日本ウイスキー文化振興協会の評議員ミーティングを行う。現在までにメーカー評議員は14名、一般評議員は26名となっている。初顔合わせということもあり、出席者の自己紹介と、9月19日にスタートするマクアケのクラウドファンディングについて話し合う。詳細は次号ガロアと、HPなどで情報発信してゆく予定だ。

 それにしても、メーカー評議員がまだ14社(蒸留所)と、この問題に対する造り手の関心の低さにも、少し驚いてしまう。これでは近い将来、日本のウイスキーは台湾や中国、インドのウイスキーに遅れをとってしまうかもしれない。今にも増して、我々の活動をペースアップしないといけないと感じている。その想いを共有してくれているメンバーが評議員であり、本当にありがたいと思っている。10年後、20年後、いや100年後に、我々のこの想いが通じるとよいのだが…。

 ガロアの入稿は先週水曜日に無事済ませ、この土日はそれらの校正、校了作業。入稿に間に合わなかった残りの原稿(あとがき、次号予告など)を書き、9月5日から行く中国取材、および中国初のウイスキーフォーラムでの基調スピーチの準備。上海から列車で2時間ほど行った浙江省千島湖で開かれるもので、ついでにアンガスダンディ社の千島湖蒸留所と、もう1つの蒸留所を取材してこようと思っている。現在中国には計画段階のものも含めて40近い蒸留所があるといわれるが、そのほとんどがフォーラムには参加予定で、それらの蒸留所について知ることができるのも楽しみだ。

 ということと関係はないが、週明けの昨日は朝イチの特急あずさ5号で小淵沢に行き、10時半にサントリーの白州蒸留所。昨年9月に100年記念事業でビジターセンターやバーラウンジなどを取材していたが、今回は新しくできたバードブリッジ、そして白州テラスというレストラン、さらに旧白州西蒸留所、その奥にできたフロアモルティング設備を見るのが目的だった。さっそく白州西、フロアモルティング、そしてバードブリッジを見せてもらい、11時半からは白州テラスで、ピザやソーセージ、カクテルなどの撮影と試食・試飲を行う。台風接近と酷暑で温度・湿度が高く、さすがの高原蒸留所も外を歩くると汗でびっしょり。白州のハイボールがあまりに美味しく、何杯もおかわりをしてしまった。もちろんピザやソーセージも、そして信玄餅のドラ焼きも絶品だ。

 そのまま午後の時間も楽しみたかったが、1時に4年前から連載しているシマノの釣り雑誌「Fishing Cafe」の取材チームが合流し、そこからはガロアの取材チームと別れ、釣り雑誌の取材。ひととおり生産設備、熟成庫を見せてもらい、最後はサロンバーのカウンターで、白州のソーダ割、水割り、そしてストレートの3種と、それに合わせたつまみのマリアージュセット。2時半過ぎに取材を終え、そこから車で20分ほど行った尾白川水系の渓流で、実釣。とりあえずウェーダーに着替え、ウェーディングシューズをはいて、川に降りることにした。午後3時半すぎだったが、日差しは強く、川原をウェーダーをつけて歩くだけで汗がびっしょり。体力を消耗する。

 川の流れはキレイだったが水量は少なく、魚の気配はなし。ルアーを投げてはみたが、当たりはなく、小一時間で終了。撮影だけを済ませて帰路につくことに。途中、中央道の渋滞に巻き込まれたが、7時半過ぎに無事に帰ってきた。それにしても台風は、どこに行ったのだろう…。

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