瞑想が上手くいかないワケ
はじめに
こんにちは!
瞑想実践研究科の心庵まもるです。
noteでは瞑想に纏わる情報発信を行っています。
瞑想実践の方法やその結果としての効用、また瞑想に関する雑記なども書くことがあります。
内容のベースは自身の瞑想実践に基づく研究の結果をお伝えしているものです。
時々、脱線することもありますが、お付き合い頂ければ幸いです。
また、私は著作活動も行っています。
現時点では3冊の著作をKindle(電子書籍)、POD(紙の本)という形式で出版しています。
どれも瞑想を起点とした日常にある様々な課題や問題と向き合うテーマです。
自己紹介がてら以下にリンクを張っておきます。
宜しければ覗いてみてください。
★超・瞑想力-悩み葛藤を楽に超えていく方法-【Kindle版】
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09FNZXK54
★超・瞑想力-悩み葛藤を楽に超えていく方法-【POD版】
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★夢が叶う!引き寄せの瞑想法【Kindle版】
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09SLGG5R6
★夢が叶う!引き寄せの瞑想法【POD版】
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B09SKGYR1R
現在、書籍は三冊、出版されています。
何故、このように瞑想の本を起点とした執筆活動をしているのか。
その点については下記記事で語っています。
https://note.com/mamoru_shinan/n/n2c872c4711e0
また、瞑想を広げる活動をしている理由については下記記事を参照してみて下さい。
https://note.com/mamoru_shinan/n/n40b8a4fddfb2
前置きが長くなりましたが、以下より本編の記事になります。
1.瞑想は何のためにやる?
私、心庵まもるのnote記事では瞑想の輪を広めたいというコンセプトのもと様々な瞑想に関する記事を更新しています。
では、瞑想とは何のためにやるものなのでしょうか?
何かを実践しようというならば、目的をはっきりさせておく必要があります。
結論から言えば、瞑想の目的は各個人によって異なります。
故に一つに集約的な形で目的を明らかにすることは出来ません。
元々、宗教的な行為として始まっているため、瞑想の目的を宗教的な実践と位置付けることも出来ることでしょう。
もちろん、それとは対照的に瞑想することで得られる具体的効果などが昨今では科学的に明らかにされています。
・集中力が上がる
・ストレスが軽減される
・記憶力、理解力が増幅される
・免疫力が上がり健康になる
ざっと上げるだけでも瞑想の様々な効用が判明しています。
ですから、現代の人々にとって瞑想の目的は上記の効用を得るためということも言えるのかも知れません。
では、ちゃっちゃと瞑想を卒なくこなし効用を得たらいい。
スピード社会に生きる現代人はこのように考える人が多いのではないでしょうか。
コスパよく何事も処理したい。
それが忙しい現代人の、偽らざる本音であり、瞑想も出来れば短時間で効果を出したい。
そんなことを求めている方も多いのではないでしょう。
しかしながら、実はそのような気持ちで瞑想に向き合うと効果を得られるどころか、早々に挫折を余儀なくされることもあります。
実際、瞑想の輪を広めたいと様々なことを研究してきた中で、どうやら瞑想の初期段階で躓き、止めてしまう人が多い。
そのように感じることがあります。
本稿を読んで下さっている方には、瞑想に躓いて欲しくない。
そのような想いから、瞑想実践に潜む罠について書いてみたいと思います。
2.瞑想は目的意識が邪魔になる
瞑想実践において人それぞれに目的があります。
受験合格のために勉強に集中できる能力をアップさせたい。
毎日、緊張感のある職場でストレスをためている。
これを解消したい。
その目的やよし。
ただ、問題は瞑想によって効果を齎すためには一定の条件を果たす必要があります。
その基本にして代表的な例を挙げれば精神を統一することです。
精神統一に関しては以下の記事でも詳しく取り上げました。
こちらもご一読頂ければ幸いです。
ここでは精神統一をざっくりと心の方向性を一つにまとめることと定義しておきましょう。
さて、精神統一を果たすために瞑想では、呼吸を意識すること、歩きながら足の運ぶ様を意識することなどを行います。
他にも細かい決まりや作法はありますが、所謂、流派のような形で異なってきます。
あまり瞑想の本質には関係ないので上記のような理解をしておけば問題ありません。
では、実際に瞑想を始めて呼吸や歩くことを意識するわけですが、この時、問題になるのが目的意識です。
目的は瞑想を実践しようとしているあなたが今、一番関心のあることでしょう。
受験合格。そのための集中力。
あるいはストレスを解消してスッキリしたい。
どんな目的であれ、その達成に一番関心があるのは当たり前のことです。
しかし、その当たり前の精神状態が瞑想では一番問題になります。
心の働きはどうしても一番関心を持つことに集中するようになっているからです。
いくら現在の呼吸に意識を集中させようとしても、目的の方にどうしても意識が向くことになります。
「こんなことやって本当に集中力つくかな?」
「受験勉強した方がいいんじゃない?」
そんな雑念が沸いて来る原因になるのです。
「少しはストレス解消できてるのか?」
「あまり変化が感じられないんだけど…」
こんな雑念があれば却って瞑想することでストレスが溜まってしまいます。
これは馬鹿げていると言わざるを得ません。
3.瞑想実践の理想は「無目的」
目的意識があると瞑想の邪魔になる。
そんなことを言われても目的があるからこそ瞑想実践を試みるわけです。
ある意味で矛盾しています。
では、どうすればこの矛盾を解消することで出来るのでしょうか。
それは「無目的」の境地を作るということです。
「いやいや、目的が無いなら瞑想なんてしないから」
「目的を捨てろということですか?」
こんな疑問が浮かぶことでしょう。
もちろん、目的を持つなと言いたいわけではありません。
冒頭でも申し上げている通り、目的がなければ瞑想に取り組む契機すら無かったことでしょう。
ですから、目的を持つな、捨てろということではなく、一端、忘れるという「無目的」の境地を一時的に作るようにするという提案です。
瞑想を実践するにせよ、あまり意気込んでしまうと目的意識が先に立ちます。
「一日、一時間は瞑想しよう」
「出来るだけ早く上達して結果を出してやる」
こんな風に思わないで、気軽に取り組むことをお勧めします。
ちょっと通勤電車で時間があるから呼吸の瞑想法をしてみる。
駅まで歩くまで歩く瞑想をやってみる。
このくらいの構えない状態で行うのが「無目的」の境地で瞑想には理想的なのです。
ちょっと煙草を一服する。
何となくスマホをいじる。
これくらいの温度でまずは始めることをお勧めします。
丁度良い、「無目的」の境地で瞑想を始めることが出来ることでしょう。
まとめ
瞑想の目的ということをかわぎりにして、瞑想実践の時の境地について語りました。
目的があればこそ瞑想する。
だけれど、目的意識があると瞑想に集中できず失敗する。
上手くいかないければ瞑想実践も長続きはしません。
だから、「無目的」の境地が重要。
言葉だけを並べれば矛盾も甚だしい響きを持っています。
しかし、この矛盾を解消した状態に出来る時、瞑想習慣を身に着ける扉が開く瞬間なのかも知れません。
長い文章をここまでお読み頂きまして感謝!
心庵まもる
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