大大阪の百貨店@高島屋東別館
「大大阪」という言葉を聞いて「だいおおさか」と読めて、なおかつ当時の世界一の都市大阪ということを知っている人はどれぐらいいるんだろう?
私が好きな時代は大正から昭和初期の都市のキラキラした部分。
スチームパンクが好きなのももとを辿ればそこなのかも。何年か前に教えてもらって観に行ったギア⚙は今でも印象に残ってる。
いつから好きになったというと、大学に入学したときだと思う。
たなぼたの内部進学で大学に入りテレビによく出ていた所功先生との出会いは人生のターニングポイントだった。
授業をどうしても受けたかったけど、般教の授業の抽選に落ちてしまって定年前最後の1年間だし先生にお願いしたらなんとかねじ込んでもらえた。
今となっては単位関係なく潜って受けりゃ良いんだけど当時はそんなこと知らなかった。その講義きっかけで皇居の勤労奉仕に行くことになるけどまた別の話…
講義で日本の祝日や年中行事の話以外にも「大大阪」のことを講義で聞くこともあった。
今まで持っていた大阪の街のイメージって竹内力がやってたVシネ版の「ミナミの帝王」だったし。
90年代から00年代にかけてはフェスティバルゲートとかUSJとか赤字出しまくってたり、大阪府と大阪市で対決してビルの高さ競っていたり、くにおとおるが揉めてたりとさんざんだったから維新はイメージだけでも変えた部分は大きいなって思う。
変わりはじめていてもまだまだお先真っ暗な大阪だったけど、
昭和初期の華やかな「大大阪」は目からウロコで大阪がこんなにも先見の明もあって華やかな時代もあったんだと知って「大大阪」のことを取り上げる展覧会や展示があれば行くようにしていた。
大阪暮らしの今昔館は常設してる博物館だと一番「大大阪」のことがわかりやすいかな。
事前知識として当時の大阪のメインストリートは御堂筋じゃなくて堺筋だったことを知っていないとわかりにくくなっちゃうのかも
高島屋歴史資料館
今回は高島屋東別館で開催されている「髙島屋東別館・重要文化財指定記念展
大大阪の百貨店〔第I部〕百貨店建築の登場」を観に行った振り返りを…
現在第1部が終了して展示が入れ替え中で第2部は「大大阪モダニズム」をテーマに
5月21日(土)-7月4日(月)まで開催予定
アクセスは日本橋駅かなんば駅から歩くパターン
日本橋から南下して数分で到着
西日本で唯一残った東京チカラめしの建物が高島屋東別館より目立ってる気がするけどこのチグハグ感も大阪らしい。結構前はここ吉野家だったはず。
リニューアルされて1Fはタリーズなど飲食店が入っているけど、インバウンドをあてにしてる感じだから結構ガラガラだった…
建物に入りエレベータで3Fへ
元々は松坂屋だった建物
体調悪そうなローズちゃん
建物の模型があったけどきれいに東京チカラめしは抹消されていた
難波の南海高島屋の模型も
ややこしいのがこことは別の高島屋の長堀店(堺筋に面してる)もあって長堀と難波の棲み分けをはかろうとしたけど失敗して難波に一本化したようだ
当時の包装紙も
高島屋長堀店だった建物はその後解体されたけど、解体前に階段の手すりが出てきて保存されていた(写真撮影禁止)
高島屋東別館の改装で取り外された扉やエレベータの展示も
エレベータホール
トイレに行こうとするとエレベータホールが再現されていたのはびっくり。エレベータは押しても来ない
レトロ感があってとても好き。
常設の高島屋の歴史を見ると高島屋のキャラがローズちゃんって名前ということを初めて知った
後半の展示も今から楽しみ!
これだけ興味深くて無料で入れるなんて高島屋すごい。
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