数字にコミットできないのは内向型ゆえかも?
今回は数字にコミットできないのは内向型ゆえかも?という話をします。
この記事をご覧になっているあなたは、もしかしたら「営業をしているけれども数字目標を達成できない」や「そもそも達成する気も起きない」みたいな悩みを抱えていませんか。
結論を先にお伝えすると、もしかしたらその理由はあなたが内向型ゆえだからかもしれません。
そもそも内向型とは、パーソナリティ心理学(性格心理学)で長年研究されているテーマの一つで、人間の性格の特徴の一つです。
人間には内向型人間と外向型人間の2種類がいるのですが、ただ科学的に明確にこの特徴を持つ人が内向型or外向型という定義や根拠はありません。
0対100であなたは外向型or内向型っていえることもないです。
全ての方がそれぞれの特徴を持っていて、割合が人によって違うんですね。
また内向型と外向型の特徴が半分くらいの両向型と言われる人もいます。
ただそれだと話が進まないので、研究者たちは目安として外向型・内向型の特徴を挙げてはいるんです。
一般的にそれぞれどんな特徴があるかっていうのをお伝えします。もちろん、以下に挙げた特徴以外もあります。
まず外向型の人の特徴としては、
社交的
人間関係の構築が得意
大胆
即行動にうつせる
地位・名誉・賞賛・財産に対する興味関心が強い
周囲の価値基準をもとに自分の目的や行動を決めるタイプ
内向型は、
内気
慎重
行動する前に塾考する
地位・名誉・賞賛・財産に対する興味関心が薄い
自分の中にある価値基準を大切にする
数字目標っていうのは、会社から下ろされますね。
それを達成することで何が得られるかというと、周囲の称賛・出世・お金です。
それらに興味が強い外向型の人は数字目標に対して、コミットしようという傾向があるゆえに、営業のような職で成果を出しやすいです。
「あと何十万で目標達成できるから、必死こいて頑張ろう」となれるのは、外向型の方々かなと思います。
一方、その類への興味が薄い内向型の人は数字目標を達成することが、自分の価値観においても大事であれば頑張れますが、そうでない場合は頑張りきれません。
自分の中で、「何のために、この仕事をやっているのか?」という意義が見つからないとなかなか頑張りきれない。
まさに私がそうでした。以前勤務していた人材会社で求人広告の営業をしていた時は、本当にダメダメなポンコツ営業マンで数字目標を与えられても、それに対してコミットする気っていうのが全然起きませんでした。
もちろん、周りは「あと目標達成まで30万だから、必死こいて頑張ろう」という感じで数字にコミットする姿勢と実際に行動をしていました。
でも自分は全くその気すら起きなくて、「なんで自分だけこんなモチベーション上がらないのか?と疑問を持っていました。
そういった時に出会ったのが外向型・内向型という考えで、自分は完全に内向型だなと実感しました。
それからは、自分にとって数字目標の達成ってそれほど重要じゃないな、それよりもこの仕事は、何のためにやってるのか?誰の役に立ってるの?を明確にして、仕事に自分なりの意味を見出せないとダメだなと認識したところから、アプローチを変えました。
この結論に至ってから、ちょっと気持ちが楽になって、少しだけでも成果は上がったような気がします。
また世間的には、外向型の方が評価されている印象ありますよね。
人当たりが良くて、人間関係構築できるほうが周囲に評価されやすいとのは自然だと思います。
私のような内向型は正直苦しかったですね。でも偉大な方々には内向型は多いです。
ニュートン、アインシュタイン、ビルゲイツ、JKローリング、ウォーレンバフェット、スティーブ・オズニアック、ラリーペイジさんなどは、みんな内向型と言われています。
クリエイティビィティが高くて、黙々と自分の考えをもとにひたすらやっていく人っていうのは内向型なのかなと思います。
内向型にも魅力的な方はたくさんいますね。
ちなみに、これまでお伝えした情報は「内向型人間のすごい力」という本をもとにお伝えしました。
この本は、外向型人間を称賛する社会に一石を投じた本で、外向型も確かに魅力的だけど、内向型人間も負けていないよ、というのがわかる本です。
具体的な事例をもとにで、外向型と内向型ってどう違うのっていうことも説明されております。
もしかして自分て内向型だなとか、周りとちょっと違うなと不安を感じていたり、性格心理学に関する知識をちょっと深めたいっていう方にはオススメです。
文庫本なんですけども、ページ数が455ページとまあまあ長いので、ちょっと読み切るには根気が必要なので、気になるところだけ読むっていうのがいいかなと思います。
営業をしていて何か数字にコミットしきれないという方は、内向型の可能性が高いので、数字にコミットしていこうというアプローチよりは自分なりに仕事の意義を見出して、その自分の価値観を満たすためかつ会社が求めていることを満たすため方法を見出すアプローチが大事かなと思います。
最後までお聞きいただいて、ありがとうございました。