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学習計画の立て方 〜時間配分からコツまで〜

こんにちは。

富裕層向け個別指導塾で、生徒・保護者・講師を繋ぐ「受験プロジェクト・マネージャー」として100組以上の家庭をサポートしてきたマモ〜です。

生徒の学習計画立案から保護者の不安解消、講師との方針調整まで、受験に関わるあらゆる側面をトータルでサポートしてきました。

今回は、効果的な学習計画の立て方についてお話しします。

1. まずは現実的な勉強時間を考えよう

勉強計画を立てる際、最初に考えるべきは確保できる時間です。

朝起きてから学校に行くまでの時間、そして放課後から就寝までの時間を見直してみましょう。

具体的な目安として、平日は1日4時間、土日は1日8時間で、週に36時間という時間が確保できたとします。

この時間を科目ごとに振り分けていきます。例えば国語が比較的得意な場合は週4時間程度に抑え、その分を英語や数学に回すことができます。

具体的な時間配分の目安としては、英語と数学にそれぞれ週9時間、理科と社会には週7時間という配分にしたとしましょう。

2. 復習こそが記憶定着の要

人間は忘れる生き物です。一度学習しただけでは、その内容を完全に習得することは難しいのです。

ある実験結果によると、同じ内容を1回だけ学習した場合と、その後3回復習した場合では、記憶の定着率に3~4倍もの差が出ることがわかっています。

週36時間の学習時間のうち、5時間を総復習に充てる方法を考えてみましょう。

各科目1時間ずつ、ただし国語は30分とし、その分を数学や英語の復習に回すという方法も一例です。土日は時間に余裕があるため、この総復習の時間として活用できそうです。

また、前日の学習内容を翌朝30分程度で復習することも検討してみてください。

睡眠を経て頭がクリアな状態での復習は、記憶の定着に役立つ可能性があります。このように日々の復習と週の総復習を組み合わせることで、同じ内容に週3回触れることができます。

3. 集中力を活かす時間配分

子どもたちの集中力は30分前後かなと思っています。特に小学生や中学生の場合、1時間継続して集中できれば上出来と言えるでしょう。

これは電子機器が普及している現代ならではの特徴かもしれません。

そこで、1科目30分から60分を目安に区切って学習することをお勧めします。興味深いことに、これには科学的な知見があります。

人は完成したものより未完成のものの方が印象に残りやすい傾向があり、これを「ツァイガルニック効果」と呼びます。実際に東大生の中にも、この効果を意図的に活用している人がいるそうです。

4. 過去問演習は「セット」で考える

過去問演習には、90分から120分という一定のまとまった時間が必要です。

具体的には、まず45分から60分で問題を解き、その後10分程度で採点を行います。そして大切なのが、解説を見ながら理解を深める時間です。

このような一連の流れを「セット」として考え、土日など時間に余裕のある日に行うことができます。

平日でも、部活動が早く終わる日があれば実施可能でしょう。大切なのは、問題を解いて終わりにしないことです。解説を読み、理解を深める時間の確保を意識してみてください。

まとめ

学習計画を立てる際は、現実的な時間配分を考え、復習を重視し、集中力を考慮した時間設定を心がけましょう。過去問演習は必ずセットで行うことを意識してください。

これらの要素を組み合わせることで、より効率的な学習につながるかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。この記事が皆さんの学習計画の参考になれば幸いです。


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