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【下腹部臓器の病、痛み、リウマチ、アレルギー疾患などのトラブルに】手にある全身につながる流れ“小腸気脈H”

おてて薬師堂 仲尾 まみよです。
今回の手のツボ図鑑は
「小腸気脈H」
小腸を意識することは日常少ないと思うのですが、小腸は免疫力の要となりますのでとても大切な部分です(後述します)
下腹部の血流状態が良くないと小腸気脈の気の流れに影響するので
下記のツボを押すと非常に痛みますがからだからのお知らせですので受け取りましょう!

小腸気脈H


重要な「命穴」H3 まずはここから

小腸の元気を調節する命穴でもあり小腸を整えたいときに重要な場所です
爪先で30秒ほど押してみましょう
飛び上がるほど痛い場合はそのまま何度か押して欲しいですが
耐えられないぐらい痛い場合は爪はやめて指の腹でゆっくりと押しもみましょう。指の奥にある固いツボをやわらかくするイメージで。

左から2番目の指(人差し指)にH〇(番号)がありますので
よく見てください


代表的なツボ(高麗手指鍼講座による)

H1 下腹部の病(小腸実証:病の勢いが強いとき)五行で金の性質。
リウマチ、眩暈、頭痛、扁桃腺炎、咽頭炎、下腹部痛などによい。瀉血もする
H2 小腸気脈の気が最初に旺盛になる栄穴。五行では水の性質をもつので
「水克火」により小腸を治す場合に必要な穴
後頚部痛、肩甲骨痛、上腕痛、リウマチ、脊椎病によい
H3 小腸気脈の元気を整える命穴
H5 小腸気脈が入っていく兪穴で五行では木の性質。木生火の役割により小腸の気を高めたいときに必要なツボ(小腸虚)
H6 五行では火の性質を持つ。大腸と胃腸の病を治す場合に必要なツボ
H7 小腸実を抑制する要穴で肩甲骨痛 リウマチ、腰痛、高血圧などによく用いる

小腸気脈の効能まとめ(高麗手指鍼講座による)

下腹部疾患 心疾患
任、督脈の病
リウマチ、アレルギー疾患
腎疾患 肺疾患 
五官(耳 目 口 鼻 舌)に生じる病
下肢、脊椎疾患

小腸はちょー重要(腸だけに)

小腸の中医学的視点は「受盛の官」といい
物質を変化させて体に必要なものと不要なものをわけてさらに必要なものは即使えるように変化させる超化学工場。
なので、ここがダウンすると即使えるような栄養にならない状態になるので
カラダにとって緊急事態になります
免疫力の低下にともなって、「免疫が免疫としての働きをしなくなったときにおこる病」にかかりやすくなり、またちょっと難しい病も多いのが現実ですがそのようなときに小腸を治すという視点はとても大事になります


このnoteは「五臓六腑につながる手のツボ」をセルフケアに活かしていただく第一歩としての掌活オンラインカフェで使う資料のひとつにする予定です
色々な情報であふれかえっている中、「良いもの」であっても、
自分にとって必要かどうかを見極めるのはなかなか難しいのではないでしょうか
ちょっと誰かに相談してみるだけで、意外な視点があったりするものです
そのようなサードスペースにもなったらいいなと思っています
もちろん、二歩目三歩目と進みたいという方には全力でサポートできるようにしていきたいと思っています
次回も是非ご覧ください

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