”こころ豊か”になる消費とは
こんにちは。Mammyです。
このnoteでは、コロナ大流行を背景に、2月頭から約2か月間、母と子で田舎へ疎開した際の体験について発信しています。
今回はちょっと番外編。
コロナを機に子供と田舎へ疎開。
スローに生きることの素晴らしさを実感したことで、「働くとは何か」「生きるとは何か」について改めて考えています。
最近読んだ本から、少し考えることがあったのでご紹介。
1. 西村佳哲『自分の仕事をつくる』より
人間は「あなたは大切な存在で、生きている価値がある」というメッセージを、つねに探し求めている生き物だと思う。
そしてそれが足りなくなると、どんどん元気がなくなり、時には精神のバランスを崩してしまう。
「こんなものでいい」と思いながらつくられたものは、それを手にする人の存在を否定する。とくに幼児期に、こうした棘に囲まれて育つことは、人の成長にどんなダメージを与えるだろう。(まえがき より)
2. ”こころ豊か”になる消費とは
手をかけて作られたモノを持つことで、自分自身が大切にされている感覚を得ることができる。
お皿1つとってもそう。
大量生産されたお買い得なお皿を沢山所有しても、お得感はあるがどこか満たされない気持ち。
対して、1点1点使う人のことを考えて思いを込め、手間を惜しまず作られたお皿は、例え高額であっても、心を揺さぶり、持つ人の心を満たす。
特に、量販店ではなく、作り手と会話し直接購入したお皿は、手に入れるまでのプロセスが1つのストーリーとなり、付加価値を創り、より格別な品になる。
一通りのものが揃い不自由なく暮らせる今、改めて豊かさとは何か問うならば、「人の思い」にどれだけ囲まれているか、ということかもしれない。
それは効率やスピードといった言葉とは対極にある。
買った後、嬉しくなって何度も手に取り感触を確かめにんまりしてしまう。
少しずつ少しずつそんな品物を選び取り、作り手の「思い」に囲まれる生活を送りたい、そう強く思った。
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