高圧的な人は、おびえているだけ
高圧的な態度で要求をする人がいた
とある会議にて。
私に対して、とても高圧的な態度を取った方がいました。
「それだと、うちが泣き寝入りするてしょ?」
「依頼して、全然ダメだった時に、お金を失うのがもったいないんだよね」
「そうならないように〇〇という対策を取ります。アフターフォローも無償でします」
と言っても、ダメ。
最後は全面的に、その方の要望を受け入れる形で終わりました。
そもそも、その会社とは、その要望のようなことはしない、という取り決めでした。その取り決めを守るために代案を出したりしたのですが、却下。
そもそも、下請けでもないし、部下でもない、取引先の会社の人間に対して最初からタメ口かつ信用していませんという、態度。
だったら仕事を依頼しないで、信頼できるところとか自社内でやればいいじゃない、とも感じました。
憤慨しながら上司に報告すると、あっさり一言。
「そういう要望があったら、今回だけ特別に対応するって事前に話してたじゃん。」
先方のあまりの圧に、私の方が我を忘れてしまっていたようです。
高圧的な人は怯えているだけ
「大変だったね。でも、相手の立場に立って考えてみなよ。そもそも、その方は、〇〇について心配していただけじゃないの?だから、今回だけ特例でやりましょうってことにしたじゃん」
そう言われた瞬間、色々とつながった感覚がありました。
〇〇について心配していた…それが、私に対する高圧的な態度になったのはなぜか?
それは、自分より上の立場にいる人の機嫌を損ねるのが怖かったからだということに思い当たりました。
上の立場の人の機嫌を損ねてしまったら、自分の評価が下がるかもしれない。もしかしたら、失職してしまうかもしれない…。
その恐怖心が、〝弱い立場〟である(ように見える)私に圧をかけて要望を通すという挙に出たのだな、と。
これと似たケースを体験したことがあります。
とある人とトラブルが起き、自分では未経験すぎてどうしたらいいかわからなかったので、共通の友人に相談したことがあります。
その共通の友人は私に対して同情してくれ、相手に対して説教したらしいのですが、相手がそれに大激怒!!私に1時間、電話で怒鳴り続けるという暴挙に出ました。
後々わかったことですが、相手はその人に〝依存〟をしていました。その人に嫌われたら人生が終わってしまうと恐怖を感じているレベルの深刻な依存度でした。
だから、私に平気で高圧的な態度を取ったのでしょう。ここまで私を軽く見るような人とはそもそも関係を持たない方がいい、ということで、毅然として縁を切りました。
高圧的な人は、実は臆病で、依存的な人である可能性が大きいです。
また、人を見た目や雰囲気で判断し、「こいつなら高圧的な態度に出ても大丈夫」と思っている時点で器の小さい小物です。おそらく心根を入れ替えない限り、大成することはないでしょう。
政府と国民の関係にも似ている
冒頭の、取引先に高圧的な態度を取られた時。
ある程度毅然とした態度を取ったのが幸いしたのか、その後は態度が軟化しました。
メール文も心なしか丁寧になっています。
「こいつは見た目よりヤワではない」とでも思われたのでしょうか。
蛇足ですが、この、「高圧的な態度に出て要求を通す」「自分より立場が上の人しか見ていない」という関係、今の日本政府にも当てはまります。
日本政府はアメリカの方しか見ていませんし、アメリカの要望を満たすために、法律という強制的なものを作って、国民に負担を強いています。
逆らうと本当に命がなくなるようなので、国会議員も言いなりになるしかないのは理解できます。
それでも、今回の私の件と同様に、国民が毅然として意見を言ったり行動すれば、すこしは軟化するかもしれませんね。
だって、怯えているだけなのですから。