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誰だって淡い恋に恋していたい

 「男子高校生とふれあう方法」、地球のお魚ぽんちゃんの、これまたツイッターで話題になっている漫画である。これもお取り寄せした。男子高校生に付きまとう、犯罪まがいの漫画。主な登場人物はDKO(男子高校生女)と男子高校生である。男子高校生と触れ合ったのはもうかれこれ十数年前だろうか。私は全校女子数約五十人ほどの工業高校に通っておった。あとは全員男子高校生だ。男ばかりが集まると汗臭いのだろうと思われるかもしれないが、なぜかみんな香水を振りまいているのか、いい匂いだった。否、付けすぎだ。

 私は、年下と恋に落ちることはないと思っている。ましてや男子高校生となんて、無理であろう。犯罪行為の前に、私は甘えていたいのだ。年上のおっさんとか、お母さんに。しかし、仮にだ、そんな私を甘やかしてくれる大人な男子高校生がいたらどうしよう??!!ありえないが、もし仮にだ。しかも顔がエドワード・ファーロングとかだったら、イチコロであろう。そして性格がリヴァイ兵長だったら、もう焼き殺されてもいい。わけねえが、まあそんなのはどこにもいないだろう。

 女の子が年上の男性に憧れるのは何となく理解できる。しかし、果たして男子高校生が大人のおばさんに憧れる事はあるのだろうか?おばさんでなく、おねえさんとか、奥さんだったらあり得るのだろうか?

 私の住む国では、成人が未成年者に手を出して、犯罪になれば、インターネットの性犯罪者リストに顔写真付きで載せられる。自分の家の住所を入れて検索すれば、近くに性犯罪者が住んでいるか調べられるのだ。仮に一九歳の男子が一七歳の彼女といろいろやって、彼女の両親がしゃしゃり出てきて、うちの娘の純潔を汚したと言って警察に突き出されれば、あなたは一生そのリストに名前が刻まれるのだ。なんと恐ろしいシステムだろうか。そんなドキュメンタリーを前見たのだけれど、そのリストに載ってしまった人間たちが暮らすコミュニティがある。性犯罪者たちはこの国では命の危険にさらされる。たった一度の未熟な間違いのせいで、ある青年は怯えながらそこに寄り添うようにして暮らしていた。そのシステムに名前が載るのは、男性ばかりではない。女性も多いのだ。

 この国でよく話題になるのが、高校教師と生徒の関係だ。女の先生が、男子高校生に手を出す事件が多すぎるのだ。何故だ?しかも綺麗な先生が多い。何故だ?なぞなぞだ。たまに、え?このおばさんと?って思うようなのもあるが、大抵若くて綺麗な女教師が多い。

 成人して、男子高校生と恋に落ちちゃう女の人って、あの日の淡い甘酸っぱい叶わなかった恋に恋をしているんじゃないか?そしていつの間にか高校で働きだして、思い出すのはあの日好きだったあの人。そしたらどっこい、教え子の中にあの人と瓜二つの子がいるじゃないの!もう、だれも私を止められない!アタックー!ストーキングや、不正にテストの点数アップとかしているうちに、男子高校生も惹かれてしまうのだ。おい、俺都合のいい奴見つけた!あの新しい先生、絶対やらしてくれるぞ!なんか俺だけに優しいもん。じゃあ、やらしてくれるに俺100円な。じゃあ俺できないに5円。とか言って、仲間内で知られる事になり、インターネッツの普及も伴い、嫌らしい写真とか、エロいメールや恥ずかしい欲情メッセージが全国に拡散されて、御用となるのだ。

 少年愛や少女愛は、やはり見ているだけにしておいたほうが、いいんですよ皆さん。あの日の甘酸っぱい思い出も、壊れないように、思い出のままとっておいたほうがいいんですよ。だから、この「男子高校生とふれあう方法」で欲望を満たしとけばいいんです。

 卒業したと思ったら入学してくる、卒業したと思ったら入学してくる、卒業したと思ったら入学してくる。しかも私の住む国の高校は四年制なんだぞ!一年多いんだぞ!朝、物憂げな男子高校生がスケートボードに乗って登校をしているのを見ると、ちょっと浮かれますね。でも、日本の控えめな学生服の男子高校生に勝るものはありません。学生服、いいよな。セーラー服もいいよなあ。ブルマーもいいよなあ。

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