有料老人ホームに転職した理由
久しぶりにnoteを書いています。
noteを書き始めたとき、私はまだ有料老人ホームで働いていました。
今回は、何故有料老人ホーム(以下、有料と略す。)で働くことにしたのか。転職活動の面接で語るための建前ではなく、私の個人的な体験に基づく本音を書いていきます。これらの出来事とその時の気持ち・判断は私のものであり、他に方法があったのかもしれません。ただ、そのときの私には以下のように判断し行動するしか我が身を守ることができませんでした。
1.リハビリ職に嫌気がさした
そもその理由として、理学療法士という免許を持つ人の気質が苦手なのです。
理学療法士は『体育会系』とよく言われます。それは外部から見た印象であり、私の視点では『時代錯誤な悪しき体育会系』であり、『患者さんのために』を建前としたパワハラ・モラハラが黙認されている環境です。
もちろん被害に遭わない場合もあり、パワハラ・モラハラを行わないリハビリ職もいます。被害に遭わない場合とは、課長や主任といった役職者や彼らと仲の良い先輩とプライベートで交流がある、または交流がなくても圧倒的に臨床ができる場合は被害に遭いません。しかし、私は遭う場合にしっかり当てはまっています。
同僚や先輩とプライベートで交流はせず、臨床も普通くらいの実力です。
交流を持とうと歩み寄ったこともありますが、勤務中は挨拶と報連相と軽い雑談しかしない私とプライベートで交流したがる人はいませんでした。
臨床も経験年数に対して及第点を与えられるくらいでありますが、圧倒的というには実力不足です。さらに、軽い雑談しかせず言動が静かなため同僚や後輩への手本となるような影響力は全くありません。
モラハラ・パワハラに遭う場合に当てはまっていたとしても、それらはイジメであり言葉の暴力であり、『体育会系』と言い換えたとしても決してしてはいけないことです。
イジメを黙認しているような環境に身を置きたくない。理学療法士を辞めたいとずっと思っていました。
2.コロナ禍の病院で疲弊した
2020年1月、新型コロナウイルスの大流行のため、感染の脅威が世間を襲いました。入院・外来の患者さん達のほとんどは、感染したら重症化しやすい基礎疾患(慢性の呼吸器疾患、慢性の心疾患、慢性腎臓病・透析してる)を持っていました。職員が恐怖感を表出することはありませんでしたが、「院内に感染を持ち込んだら大変なことになる」という緊張感が日に日に高まってきました。
また、マスクや感染対策用エプロンの消費が激増し、医療機関が確保できる数が減ってしまい、私が勤務する病院でも備蓄が減っていきました。戦時中、物資が少ない中戦うような雰囲気を感じていました。
春になり感染者数は増え続け、院内の疲弊した消耗戦の様子を呈してきました。
このような環境の中、私へのパワハラ・モラハラは明らさまに行われていました。2020年の年明けには、夏のボーナスをもらったら退職すると伝えてあったので、パワハラ・モラハラをしてもいい相手と考えられたのかもしれません。
理学療法士を辞めたい。二度と関わりたくない。しばらく休んだ後、リハビリ職が私しかいないところでアルバイトでもしようと決めました。
3.大企業で働きたかった
有料の運営は、たいてい誰もが知っている大企業の子会社や関連会社が行っています。
twitter には、日経225企業やホワイト大企業で働く方々が多くいて給与・賞与が多く福利厚生や退職金も潤沢にある様子でした。20代の新卒での就職で失敗した私は羨望の目で見ていました。
今の仕事の経験年数も丁度いいくらいで、私も大企業で採用される可能性があると考えました。次の転職では有料に入り、大企業グループ内の会社に守られ、ハラスメント相談室もある環境で穏やかに働こうという思いに迷いはありませんでした。
その後、休める状態ではないことと、待ち受ける環境に全く馴染めず休職することになるのは、予想だにしていませんでした。。。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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