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74.親になったと思っていたけど親になれていなかった話。


ずっと勘違いしていたこと。
子供を産んだら親になれるんだと思っていた。

だけど、産んですぐに気が付いたのは、
子供と一緒に成長して親になっていくんだな、
ということ。


だけど、子育てしていくうちに、この初心を忘れてしまって、

「ママの言う事聞きなさい」
とか
「何回言えばわかるの?!」
とか。


沢山沢山言ってきた。
耳にタコが出来たんじゃないかな子供たち。



私の子供は、20歳、17歳、13歳、2歳。

私が母になって、20年が経ったけど、
まだまだ親になれてはいなかった。


なぜかというと、

私は親だと思っていたけど、子供はそうは思っていなかったから。


一つ前の記事にも書いたけど、
私は幸せだと思っていたけど子供はそうは思っていなかった。っていうね。

悲しいかな現実は。

まぁ、私がそうやってやってきたんだから現実受け止めるしかないよね。



「私は親なんだから」
って、なにをもって親なのか。
子供より上に立つことが親なのか。

木の上に立って見ると書いて親だけれども、、


子供に対して
「私は親だから言うこと聞いて」
とか

親に対して
「ママは親なんだからちゃんとして」
とか

何を基準にそんなことを言い合っていたんだろうか。

って思い始めてしまって、よく考えてみたわけです。



そもそも、若いうちに子供を産んだので、

「子供が子供を産んで、、」

っていう、この言葉が嫌いで(事実なのに)
受け入れられないまま子育てしてきました。


結果、
本当に私は子供のまま子供を育ててきたから、
子供の方が先に気がついてくれたのよね。


「ママ、親なんだからちゃんとして」


って。


これを初めて言われたのは、娘が中学生になった頃だと思う。


私は
「え?ちゃんとやってるよ」
と答えた。


「そうじゃなくて、結果ちゃんとしてないじゃん!わかんないの?!」
と言われる始末。


結局わからないまま数年経過(バカ親)

この時点でまだ親になれていないため、
子供の反抗期は酷くなる。


「こんな親に育てられたくない」

「親だと思いたくない」

 

もちろん私はショックで、

(なんでこんなに一生懸命育ててきたのに、なんでそんなこと言われなきゃならないの?!)

って本気で思ったんだけど、


考えても考えても答えはわからなくて、
だけど最近よくわかったことがあって。

それは、

「子供が私を親にしてくれる機会を何度もくれている」


っていうこと。



反抗とか口答えって、なんかものすごく苛つくし、
なんでそんなこと言われなきゃならないわけ?!ってなる。


だけど、
子供がどこかで私に分かってほしくて、

「(私の)親なんだからちゃんとして(欲しい)!!」

って言ったんだと思う。(お願い事)


なのに私は娘に「ちゃんとやってるよ」なんてほざいて(お願い事聞いてない)


「結果ちゃんとしてないじゃん!わかんないの?!」(ママが話を理解してくれない)

と。


全部全部はねのけてるのが、
今なら目に見えてわかるんだけど、
私は全く気が付かなかった。

なぜなら一生懸命頑張りすぎて見えていないのよね。
見ている方向が違ったのよね。

ということで、

これが、
子供の話を聞けてない+理解出来てない=使えない親。
はい。方程式の出来上がり。

のクセして娘の反抗期の態度が悪いだ言動がどーのこーの言ってもさ、
結局育ててきたのは私でしょ?

というか、
この環境下で一緒に過ごしてきたのは私でしょ?
そうですよ、あなたですよ。


確かに私は一生懸命子育てしてきたんだろうけど、
それを子供がそう思えてないんだから

「親なんだからちゃんとして」

という言葉が出てくる訳です。


なんかようやく理解したところ、(おせーよ)私の気持ちの変化を感じた。



娘の言動ひとつひとつに

「親にしてくれる機会をくれるヒントが必ず隠れてる」

と思うと、ちょっと楽しくて。

何言われてもわりとフラットな状態で答えることが出来ていて、


【私が親だから】なんて偉そうなことを少なからず思っていたことを自覚して(私はどんだけ偉いんだよ)

子供から学ばせてもらっている、というより、

子供が私を親にしてくれる機会を何度もくれている

という風に考えることにしたら、
子供の反抗期って、
親に何かを気が付かせてくれるように、
親が理解したり腑に落ちるまできっと続くのかもしれないって、
なんかそんなふうに思った。


そりゃ私が受け入れないんだからさ、
子供も私のこと受け入れないわな。


私が子供から下に見られる理由は、
私が子供を見下してるからだよ。
気付けはよ。

私が単に自分が親をちゃんとやれていると勘違いしていたから起こったこと、なんだわよね。

傲慢な態度が良くなかった。
私は最初から親なんてちゃんとやれてなかったんだよ。

だから子供がバカな私に気が付けるようにドぎつい言葉で色んなことを言っていたんだと思う。

確かに一生懸命母親として頑張っていたけど、頑張り方が違ったんだね。



正直なところ

子供から学ばせてもらってる

が受け入れがたいため←(笑)

私が親になるための機会を子供から沢山もらっている

と思うことにしたら、なんだか腑に落ちました。

(まぁ無理難題も多いけどね、大杉←!!)


なぜならそれが全部自分の課題になるから。



そう私は形上「親」なのかもしれないけど、
実はそんなことなくて、
まだまだこれからなんでしょうね。

まったくもってヘッポコポンコツな親もどきだわ(笑)このエセ親め。


そういうことかもしれないと思えたところで、
日々精進していこうと思います(^^)

子供のほうが大人なのよね。
学ばせてもらってるというより、
教わることが多いんだから
色々と吸収して、
私自身、良い方向に変わっていけると良いな。

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