ひき算はさみしいけど。
2年くらい前、大好きな街にお店を出すという夢が叶いました。
吉祥寺にある、錆猫ギャラリーさんというレンタルボックスの、ひとつをお借りしたのです。
レンタルボックスはあちこちにあります。家の近くにもあるにはあります。でもなぜ、家から遠い(電車で1時間以上)この錆猫ギャラリーさんを選んだのかと言えば、もちろん大好きな街だからなんだけど、店主さん(わたしと同年代ぽいおじさんと和服が似合う美しい奥さま)の気さくでさっぱりした感じが、すごく安心できたので。
始めたばかりは、並べ方も置いてるものも、いまいちで、全然売れませんでした。
店主さんが、片手で手に取れる小さめのものが売れやすいよとかアドバイスしてくれたり、最初は下の方だった棚を、空きが出たからって見やすい棚に移動してくれたり、のおかげで、手のひらに乗る小さなポーチがすごく売れて、作るのが間に合わなかったりするようになりました。
マスクが不足した時期には、20枚くらい作って持っていっても、並べてるそばから売れてしまったり、雨上がり屋さん(わたしです)のマスクが入ったら連絡してって言ってくださる方もいたそうで。わたしにも役立つことができてることが、とても嬉しかった。
🐈
そんな、暖かい思い出ばかりの、錆猫ギャラリーさんでの、雨上がり屋のお店を、先ほど引き払ってきました。
すごく悲しいです。
少し手を広げすぎてしまって、レンタルボックス用の作品が作れなくなってしまいました。
あれこれの全部に愛情を注ぎ続けるのは、難しいことだなあって、実感してます。
やめようって決めるまで、すごく悩みました。でも、悩んでるうちにいろいろ考えて、わたしのやりべきことがわかってきました。
ずっと、気になってたことがあって。
わたしはとにかく、布が好きで、その布を生かす形を作りたくて、制作をしてるんだけど、例えばポーチの形は普通に定番だし、手さげだって手の込んだデザインではない。
かわいい布で作れば、たいていのものはかわいくできあがる。だからそれがかわいいのは、布をデザインした方のお手柄であって、わたしではない。
だからね、かわいい!って褒めていただいても、かわいいですよね!この布!みたいな気持ちなのです。
それがずっと引っかかってた。わたしのお手柄じゃない感。
でもね、ここで、みなさんのイメージで布を選んでお作りするって企画をやらせていただいて、たくさんの布を探しました。まだまだわたしの知らない布はいっぱいあって、USAコットンのビンテージものとかももちろんだけど、日々新しい布がどんどんデザインされています。
その、かわいい布を発掘するのが、わたしの役目なんじゃないかと、思ったんです。セレクトショップの買い付けみたいな?
もっとみなさんに布のかわいさを伝えたい!
その発掘した布の、いちばんかわいい使い方を考えるひとにわたしはなる!
だれかこの役目に名前つけてくれませんか??本気で募集します!!それを肩書きにします。
✳︎
そんなわけで、これからは、通販サイトの作品をもっと充実させることを誓います!
あと、ずっと作りたかった、2色刷りの新聞を作るのも進めます!(自分の背中は自分で押す!)
noteとの連動企画、あなたのイメージで作らせてください!は、ずーっと続けます。
今、8月お届け分の予約を受け付けてますので、お待たせしちゃいますけど、どなたでも遠慮なくお声をかけてくださいね。
これからもよろしくお願いします♡
名前募集してますので、お願いします!