思い込みや常識や願望で、見えなくなってた本当のこと。〜初恋の悪魔〜
9月は寂しい。
夏が終わるからじゃなくてね、ドラマが終わっちゃうから。
で、次のクールは、え??クリスマス絡み?年末??え!?ってなるから、秋クールの終わりがいちばん寂しさを感じるんです。
ドラマはほとんど見逃し配信のTVerで観るので、こんなにドラマ好きなのに、何曜日の何時何チャンネルって、全然把握してなくて、パソコンを開いてから、そろそろあのドラマの新しいのあるかな?って探して観る感じなんです。
が、
今回わたしが大好きだったあのドラマだけは、まだかまだかと木曜日あたりからそわそわし、土曜日の朝まで待って、わくわくわくわく観ようとして、あ!まだだ!きょうの夜放送だ!!ってがっかりするっていうのを毎週してました。
そうです。「初恋の悪魔」!!
後半はまた、すごい展開でした。
サスペンス要素も、謎解きも、そして切ないラブストーリーも、全部が佳境を迎えてましたよね!
そして最終回、最高で最強でした。
ネタバレありです!
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まさか署長が??ってびっくりして息子に同情してたら、まさかそっちが??ってなって、こわいこわいこわいっっ!!とか、なるほどそういうことだったのかーとか、サスペンスと謎解きは大満足でした。
で、4人のその後。
助かった星砂ちゃんは星砂A(わたしが勝手につけました。悠日くんの彼女のほうね。)になっていて、鈴ちゃん(この呼び方好き)のお家で悠日くんと一緒に1日パジャマで暮らしたりしてる。複雑な気持ちすぎる鈴ちゃんは出て行ってくれって言う。あっさり出ていくふたり。住所書いた紙を捨てて、元の暮らしに戻ろうとする鈴ちゃん。もう、これ、痛い辛い痛い!!涙。好きなひとが生きてて目の前にいるのに、いないって、どんな気持ちなんだろう。無人島のあっちとこっちに住もうって言ってケーキ食べてるの思い出すとか、もう泣く。
でも、鈴ちゃんが好きなほうの星砂Bが、ちゃんとお別れに戻ってきてくれて、好きなもの言い合うところ、大好きでした。もう最後とかって自分でわかるものなのかな。
星砂Aも星砂Bもどっちもほんとに素敵な女の子で、どっちにもいて欲しいって思ったし、どっちにも大好きなひとがいて、そんな星砂ちゃんはもちろん辛いけど、すごい幸せだなあーっとも思いました。
リサを迎えに行ったのは星砂Aなんだけど、それをちゃんとわかって、「どちらさまですか?」って言うリサを見て、あれ思い出したよ。ムーミンの話。ムーミンが飛行鬼の帽子のなかにかくれんぼしてたら姿が全然変わっちゃって、みんな、誰??ってなってるのに、ムーミンママだけが「あなたムーミンね」ってわかるやつ。笑
そしたらムーミンは元の姿に戻るから、星砂Aもそのリサの言葉で星砂Bになるのかと思っちゃった。
星砂Aに、目をつぶってって、ふたりきりで話したいって言って話すとこ、ちゃんとBにも聞こえてたんだろうなって思いました。名シーン。
このドラマ、キャストが素晴らしかった。セリフが最高で名言や迷言だらけで泣かされたり笑ったりしてたのに、それよりもみんな顔だけで演技してくるから、ほんとに最高で最強でした。
「根拠のない大丈夫は優しさでできている」大好きな言葉。
わたしの好きなドラマはだいたいそうなんだけど、ドラマ終わっちゃった今もみんなあの場所で相変わらず笑ってるんだろうなって思えるんだよね。きっとあの4人も、わちゃわちゃしながら、マーヤーのヴェールを剥ぎ取るんだってあのポーズしてるんだろうな。
調べてみたら、マーヤーのヴェールとは「真実を覆う幻想」のことらしいです。簡単に言うと「思い込みや常識や願望」って書いてありました(どなたかのブログより)。
それを剥ぎ取るってことかー。なるほど。
みんな大好きだった!ありがとう!
ヘッダーはこないだ食べて美味しかったカレー。