脳内再生回数はカウント不可能。
お気に入りの曲は連続で何度も聴くのが好きです。
子供の頃は、「3匹のこぶた」の歌が好きで、レコードでずーーっと聴いてたらしく、母はなにかにつけて「ブーフーウーの歌何度も聴いてたよね」って言ってました。
10年くらい前は、セツナクルーズというバンドの「Sweet Honey」という曲を、ずっと聴いてた。すごく大好きだったから。そのバンドのボーカルが。
その頃よく、夜遅くに帰ってくる娘を駅まで徒歩で迎えに行っていたんだけど、音漏れ必至の爆音で聴きながら暗い道を歩いてました。
その歌は甘いタイトルには似合わない、ハードなかっこいい曲で、頭をブンブン振り回してギターを弾きながら歌ってる姿は、ほんとにかっこよくて大好きだった。歌詞は英語で、歌詞カードもないうえに独特な発音で歌うので、全く意味はわからない。むしろ何語なのかもよくわからない。(わたしたちはボーカルの名前から「米村語」と呼んでいた。)
たぶんこの曲が、わたしの今までの再生回数の第3位だと思う。
たぶん第2位は、渡會将士さんの「マスターオブライフ」という曲だと思う。これはとってもやわらかい歌。聴いてると安心する。
この歌は、人生を波乗りに例えている(たぶんだけど)。
どうしたって揺れるさ 生きている限りは ダックダイブでかわせない波もある でも感じないか ベイビー 上達してること うまくなってること
あー確かにって思うよね。長いこと自分をやってると、自分対自分のつきあい方もうまくなってくる。
もちろん、なんで学習しないかなーーって嫌になることも多いけどね。
あと、
君の愛情はきょうもつつましく 僕をクラッチしている
ってとこが好きなの。つつましくあろう!って思う。
朝も帰りも、電車の中でずっと聴いてた。言い聞かせるみたいに。
そして第1位は、毛皮のマリーズの「ダンデライオン」。
毛皮のマリーズといえば、なんといっても、”人生複雑骨折”!!だし、”しぬのは奴らだ!”的な曲も多いんだけど、過激な人ほどやさしいときはやさしい。
「ダンデライオン」は、あなたの大事なもの全部捨てる!とか、あなたの名前も懐かしいことも全部忘れる!とか言ってるのに、全肯定してくれるの。
こんな風に思われたら幸せだなあって思って聴いてるんだけど、最後には、あっほんとはこっちの方が愛してるんだなって気づく。そっか。愛されるよりも愛するほうが幸せってこういうことかって思う。
この歌が好きすぎて、一晩中流したまま眠っていたときがずいぶん長かった。この歌聴きながら寝落ちて、夜中に目を覚ましてもこの歌が聴こえて、朝も起きたらこの歌が聴こえる。
すごく落ち着けた、。
だから再生回数は絶対的に1位だと思います。
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でも、わたしがいちばん大事なのは、脳内再生です。心の中で聴こえる歌です。
だって、ここぞって時とか、ショックな時とか、がんばらなきゃな時って、音楽流せないことのほうが多いから。
支えてくれるのは、わたしのなかに沁みこんでる歌。歌声。
それはもう絶対的存在。
じゃあなんでそれを、寝るときとか歩いてるときとか電車のなかとかに聴かないの?って言ったら、聴いたら眠れないし歩けないくらいに好きだからです!
聴きながらなにかするなんてできないもん。
ほんとはいっぱいあるけど、いちばん好きな歌はこれです。