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これは、「がんばったら報われて正しいことをした人が後悔しないですむ世界」なのかも。
大好きなドラマなのに、好きな俳優さんばっかり出てるのに、早く終わってくれー!って祈りながら観てたのは初めてでした。
「日曜日の夜くらいは」
以下ネタバレあります。
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主役の清野菜名ちゃんが「このドラマに出演できてよかった」と言って、涙を流していたという話を聞いて、観る!って決めたこのドラマ。
観始めたら、天音くんが出てるじゃないですか!え!大好き!!若手俳優のなかでいちばん応援してる俳優さん、岡山天音くん!
第一話を観て、これはかなり重たいぞって覚悟しました。だって、主人公のサチも、わぶちゃん(生見愛瑠ちゃん)も、けんた(岸井ゆきのちゃん)も、今も過去も辛そうなんだもん。
特にサチは、楽しいときがあると戻るのが辛くなるからって言って、笑うことすら拒んでたりする。
バスツアーで偶然出会ったその3人が、仲良くなって楽しい時間を過ごしていっぱい笑って。でも、もう会わないって決めて別れる。
もうここで終わりでいいんじゃないかなって、早くも思いました。
で、その後、まさかの展開。3人で買った宝くじが大当たりして大金を手にする。
そしたら、予想通り嫌なことが起こり始める。
サチのお父さんがお金をせびりに来る。わぶちゃんのお母さんも同じく。けんたは昔の友達に高額のものを買わされる。とか。
もう、観るのやめようかなって思いました。
こういうの苦手。理不尽に辛い思いをしてるひとが、少し幸せになりそうになったら、また理不尽な邪魔が入るパターン。観てて辛いだけだもん。
けど、菜名ちゃんが泣くほどよかった!って思う作品だしなー。天音くん出てるしなー。って思いとどまり、頑張って見続けました。
そしたら、これはなんか、新しいパターンなんじゃないかなって予感がしてきた。
それぞれの辛いことを乗り越えて、どんどんどんどん幸せになってくんじゃない?
話が進むにつれ、みねくん(天音)の辛さや、イケメン賢太(川村壱馬さん)の辛さも見えてきて、そっかみんな傷を抱えてるよね。って、これ全員まとめて幸せになったらいいのに!!って願いながら祈りながら観てました。
だから、みんながサチの団地に引っ越してきたりとか、幸田さんが何も言わないのにばあちゃんの気持ちを読んでくれたこととか、そういうのがほんとに嬉しかった。
現実では「なかなかそうはいかないでしょ!」って展開に進んでくれるのがドラマの醍醐味だとわたしは思うんです。
とはいえ、わぶちゃんのお母さんは一筋縄ではおとなしくならんだろう!とか、サチのお父さんはサチの上司(橋本じゅんさん)の弱みを握ってるからなんかしら悪いことしてくるだろう!とか、まだまだ嫌な予感は拭えてなくて。
だから、もう、早くこのまま終わってーー!ってなってたわけです。(陣馬さーん怖い顔でやっつけてー!って思ってた!)
そして、きのうの最終回。
わたしが望んでた、全員まるっと幸せになりました!!やったーー!!
いつもなら、つまんない!とか文句言いそうな、いいことばっかりな最終回。
なのにずっと涙目で観てました。よかったねーみんな。よくがんばったねーいままでずっと。
あんなふうに、自分のことをわかってくれて、あの子はこういうことで傷つくから、、とか考えてくれたり、なにも聞かないで気持ち察してくれたりとか、そんな仲間達と一緒に生きていけたら、どんなにいいだろうなって思いました。本当の理想郷。
ずっとハラハラして観てたから、この最終回を知ったうえで、ゆっくりもう一回観てみたいな。DVD買おうかな(いつも言うけど買ったことない笑)。