記憶とは香りのようなもの
香りによって
ふとある記憶が
思い起こされることは
ありませんか?
香りは直接
記憶に働きかけるらしいですね。
あの懐かしさや
あの温もりや
あのムードや
あの感情が
一瞬にしてよみがえる。
失われた時を求めてで有名な
プルースト現象
そして
私たちの脳には
不思議な力があります。
ないものをつくりだす
無意識に何かを知覚し、
足りない部分を予測して
脳が補います。
目を閉じて
ありありとイメージしてみると
そこには
ないものが見えたり、
ない音を聞いたり、
ない香りが漂ってくる。
実感するのです。
「記憶は、愛するものの香りのように、
私たちの魂に付着し、生き続ける。
手についた花の香りが
そこにはもうないのに
その花をいつまでも
思い出させ続けるように。」