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アマチュア障害福祉概論 ~伴走者の立場から考えてみる~

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専門的に学んだことがないし、研究をしたことがない。 でも障害のある人と一緒に、彼ららしい生活をつくるように約9年間伴走していたわたしが捉える障害福祉の考え方を紹介するコラム。
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2018年2月の記事一覧

第10回「さぁ、ここからだ」

第10回「さぁ、ここからだ」

「もう終わってしまうんだ。」
11月11日、尼崎市の橘公園で開催した「ミーツザ福祉2017」が終焉した瞬間、僕の口からこの言葉が自然とこぼれました。焦燥感と後悔が入り混じった、何ともいえない感情でした。もっと続いてほしかった。もっと良いものにしたかった。

ミーツザ福祉の説明は下記の通り。
「尼崎ではハンディキャップを持つ方と一般の方で交流できる「市民福祉のつどい」というイベントが、1982年より

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第9回「彼女の周辺に障害が加わっていく瞬間を、目撃できたのだ」

第9回「彼女の周辺に障害が加わっていく瞬間を、目撃できたのだ」

障害をテーマと掲げた「BYE MY BARRIER FES」を昨年9月に開催しました。

クラブを貸し切り、障害をメインテーマと据えた唄え!踊れ!騒げ!なイベントです。コンセプトは「さようなら、私のバリア」。イベントを楽しむこと自体が、障害を意識し、考え、私のなかのバリアとおさらばしていくことを目指しました。
内容は、障害×地域を打ち出すNPO法人月と風と の代表と世古口とのクロストークや車椅子ユ

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第8回「みんなを意識しすぎると、1人ひとりがぼやけてしまいがち」

第8回「みんなを意識しすぎると、1人ひとりがぼやけてしまいがち」

福祉に出会う、福祉を話すワークショップ「ミーツ・ザ・福祉」の打合せが先日ありました。打合せの議題は、どんな障害を持った人が来ても、誰しもがワークショップに参加できるような仕掛けを考えること。

アイディアを出せば出すほど納得のいく答えが遠ざかっていきました。全員が満足する快を得られる状況を実現するのは、難しいのではないでしょうか?

というのも誰かの「快」を満たすことが、誰かの「不快」となり得て、

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第7回「そう、結局」

第7回「そう、結局」

「障害のある人が普通に過ごせるような一助が自然と起こり、彼らと一緒にいることが特別と思わないような社会にしていきたい!」友達の1人がこのように話していました。

前回の記事「価値の転換が起こりうる場をつくりたい」で触れましたが、
障害のことを知らない→知っている
障害者のことなんて関係ない→関係がある
わたしの生活において障害者を意識しない→意識する
とスライドさせていくことが、障害に対しての特別

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第6回「価値の転換が起こりうる場をつくりたい」

僕は障害者福祉の仕事に就くまで、障害者とどう接したらいいかわかりませんでした。就職活動に軒並み失敗し、自暴自棄に陥ったぼくは、何となく福祉の仕事を探し、何となく障害分野を選び、何となくいま働いている法人をリクルートサイトで見つけ、何となく説明会に参加しました。その説明会でお聞きした理念や活動に共感したのと、実習で出会った脳性マヒのおっちゃんが大好きになったのと、親の会社に就職したくなかったという理

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第5回「伴走者の立場から考えてみると決めた理由」

第5回「伴走者の立場から考えてみると決めた理由」

ぼくは福祉を学ぶ学校に行ったわけでも、障害者と関わる経験があったわけでもなく、就職活動に失敗し、大した理由もなく障害福祉の業界で働くことに至りました。働くなかで、障害者が困っている問題や受けている偏見や差別を目の当たりにし、彼らと一緒に問題や偏見、差別を解消したい思いが強くなり、いまも障害福祉の業界で働いています。

障害福祉を学び、研究している専門家でもなく、普通の暮らしを送ることに制限がかかり

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第4回「遅咲きレボリューションから得た外側へ発信するヒント」

第4回「遅咲きレボリューションから得た外側へ発信するヒント」

前回の記事「だから、もっと福祉の外へ」では「井の中の蛙になってはいけない。もっと福祉の外側に発信しなければいけない」とお伝えしましたが、その発信のヒントを得た出来事がありました。

その出来事とは、昨年11月にLoft PlusOne Westで開催された『クシノテラス大阪トークライブvol.2「遅咲きレボリューション」』に参加したことです。
クシノテラスとは、日本唯一のアウトサイダー・キュレータ

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第3回「だから、もっと福祉の外へ」

第3回「だから、もっと福祉の外へ」

「井の中の蛙になってはいけない。もっと福祉の外側へ発信しなければいけない」と実感した出来事が最近ありました。

梅田のグランフロントにある、異業種が集まる登録制サロンの利用面接に先日行ってきました。面接では、僕が働く法人の事業内容や理念、僕が考える障害福祉観や仕事以外の活動について幅広く質問されました。法人のことを聞かれたときに、僕はいつものように、障害者支援を通して、豊中市を障害者が暮らしやすい

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第2回「サービス化以前の思いやり」

第2回「サービス化以前の思いやり」

「障害があっても学びたいことが学べる」ように障害学生をサポートするサービスを立ち上げ、展開している人をゲストに迎え、主力サービスである「要約筆記者派遣」を中心に、新しく事業を立ち上げ、展開していくしんどさや苦悩、嬉しさややりがいをありのままに伝えるようなトークを参加者に提供するイベントをしたことがあります。

ゲストトークを終えた後、参加者数人からゲストに対して質問がありましたが、1つの質問に違和

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