片栗粉を自作してみた話。
まみげ、突然どうしたの⁉︎って思った貴方、わかりますわかります。
私も作りながらそう思ってました。
しかし私は作りましたよ。
片栗粉を!
じゃがいもから!
そう、馬鈴薯でんぷんです!!
何故そんな事に⁉︎と、お思いでしょうが、ただ単純に、片栗粉が無かったのです。
この日は我が地元群馬の美味しい豚肉の嬉嬉豚(うれうれぶた)のこま肉があったので、それとキャベツを中華丼風に味付けして食べたい!と思っていて、夕食の支度をしていました。
ごはんも炊いて、具材を炒めて、味付けして、さあとろみだ!って片栗粉を取り出そうとしたら、在庫ゼロで。
そういえば前日に唐揚げして使い切ったのだったわー!
仕方ないからこのまま…。
とも思ったけれど、これじゃシャバシャバの肉野菜炒め。
なんか萎えるわぁ…。
代わりにとろみになりそうな粉も無し。
で、ふと、だいぶ昔に女優の小雪さんが何かの番組で韓国料理を作っていて、じゃがいもからでんぷんを取り出して片栗粉を作っていたのを思い出したのです。
じゃがいもから片栗粉だなんて、どんだけの手間暇!!
って、その時は見るだけで終わってました。
だけど、そういえばじゃがいもでんぷんって、小学生か中学生の頃、理科の実験で取った事あるな。
もしかして案外簡単に出来るかも⁉︎
片栗粉がない事が発覚してから↑この思考に至るまでほんの1〜2分。
気づけば私はじゃがいもを手に取り皮を剥き始めてました。
何故買って来ると言う方向に舵を切らなかったのか。
一応徒歩数分の場所にスーパーはあるのだけど、わざわざそれだけのために夕方の混雑したスーパーに行くのが億劫だったのでしょうね。
基本面倒な事が苦手なもので。
それで、思い立ったら勝手に手が動いており、じゃがいも1個を皮剥いてすりおろしてました。
サラシとかに包んで水の中で揉んだりするなんて面倒はせず、お菓子作りの時に使う目の細かい茶漉しにおろしたじゃがいもを入れ、たっぷりの水につけながらスプーンでくるくると。
この辺りでnoteに記録しよう!って思い立ったので、唐突に画像が登場。
おろしたじゃがいもを水に漬けるこの何とも言えない不思議な感覚。
そして水の中にザラザラしたでんぷんを感じる。
多分これイケるわ。
じゃがいものあくで赤茶色く濁った水。
調べたら何回か濯いで綺麗にしていくみたい。
このでんぷんを搾り取った芋団子は味噌汁にでも入れたれ。
※呉汁みたいな濃厚つぶつぶ味噌汁になりました。
5分くらい待ったら結構でんぷんが沈殿してた。
あら白い!片栗粉じゃないの!!
アナタこんな所にいたのね!!
濯ぎ2回目。
だいぶ良い感じ。
濯ぎ3回目。
完全に片栗粉。
そなたは水溶きされし片栗粉。
もうこれそのまま溶いてとろみつけたらいけるよね?って確信したので、味付けされたまま放置されてキャベツがしんなりしちゃったところにバシャ~っと!
待たせてごめん。
凄いとろみつく!!
って言うかとろみ強すぎてぼてぼてになる笑
完成ー!
自作片栗粉に興奮しすぎてロクに飾りも青みものせ忘れたけど、これ、私が自作した!私が自作した片栗粉で作りました!!(ウザくてすみません)
お味も普通に美味しいです♪
片栗粉作るのにかかった時間は全工程でおよそ20分くらい。
スーパーに買いに走っても、お会計したりしていたら結局それくらいかかるから、家にある物で何とか出来て良かったのではないでしょうか?
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今回の工程をまとめるとこんな感じです。
*片栗粉の作り方*
じゃがいも中1個を皮を剥いてすりおろす。
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すりおろした時に出た汁ごと、水をたっぷり入れたボウルにつけながら茶漉しに移し、スプーン等でくるくるかき混ぜ、でんぷんを水の中に落とす。
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じゃがいもをぎゅっと絞って取り除き、でんぷんが沈殿するまで5分くらい置く。
※私の調べたサイトでは15分となっていましたが、5分くらいで結構沈殿していたので、全工程5分ほど置きました。
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上澄みを捨てて水を入れるを3回ほど繰り返し、水が澄んだらOK。
↓
粉末片栗粉をとる場合は、もっとしっかり沈殿させて、下に固まったでんぷんを乾燥させて粉末にする。
いやいや、もしまたとろみ用片栗粉が無い!ってなっても、じゃがいもがあればもう怖くないわ!!
思った以上に簡単にできたので、もしもの時はこんな方法でも何とかなるよ!って言うお話しでした。
万が一の時の打開策として覚えておかれると、役に立つかもしれません笑
ちなみにこんな楽しい作業の時、我が家のボーイは溜まりにたまってしまっていた宿題を消化しておりました。
授業中にやらなかった分を全部宿題にされたそで。
自業自得だよまったく!!
ではでは、お読みいただきありがとうございました〜!