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初めての1人(+0.5人)で味噌作りと手前味噌での味噌活について。



え?トップ画カレーじゃね?と思ったそこの貴方。


正解です。



トップ画はまごう事なきカレーですが、普通のカレーと少し違って、味噌作りでできた副産物を使用したカレーになります。



一昨年から友達に誘ってもらい、手前味噌作りという味噌作り教室に参加していました。



昨年は、緊急事態宣言が出される2〜3週間くらい前の日程でなんとか参加できましたが、今年はどうかなぁ?

と、迷っているうちに、HP見たらあっという間に満席になっていたので、参加は諦めたのですが、そうすると、秋頃からの手前味噌が枯渇してしまう。

これはちょっと由々しき事態。



何でかというと、うちの子はもともとは味噌が大嫌いでした。

だけど、手作りの味噌を使う様になってからは、蓋を開けただけで寄ってきてつまみ喰いするくらい好きになりました。

手作りの味噌、もう匂いだけでご飯食べれそうなくらい、すっごい良い香りがするんですよね。
そして味も、塩気のなかに甘みと旨味を感じるのでしみじみ美味しい。

せっかく味噌嫌い克服できたのに、市販のに戻したらまた食べなくなるかもしれない。


やっぱり味噌、作らないと…。



という事で、材料準備して、子供を巻き込むつもりで春休みになるの待って、お天気いい日を見計らっての先日、いよいよで味噌作り決行できました!



レッツ味噌活!



とはいえ、今まで教室では、行くと既に大きな羽釜で炊かれためちゃくちゃ柔らかくて美味しい大豆がスタンバってたので、私達はそれを潰して、塩きり麹と合わせて樽に詰めていくだけ。

去年の味噌作り。
大豆を潰す子供の勢いよ。


自分でやってみての最難関が、大豆の茹で作業でした。


まず羽釜じゃないし、一度に大量に茹でられないから、そもそもの炊き上がりは劣るんだけど、柔らかく炊き上げるのに、水の蒸発気にしながら朝から2時間近く(3時間って書いてあったけど2時間くらいで目指す柔らかさになりました)二鍋に分けてコトコト…。

前日の夕方くらいから浸水させておいた
大豆さん。



これを茹でます。
浮いてきたアクも取るよ。




茹でます。



まだまだっ…!(泣)



茹で上がりまでもうちょいの写真。
だんだん茹で汁が茶色くなって
甘〜い匂いがして来る。



そのまま煮汁の中でぬるくなる程度まで冷めるのを待ちます。(たぶん。味噌作りの大豆はいつもほんのり温かい状態だったので…。)



その間にお昼だお昼!

芋パスタ。
前回の投稿ではおしゃれに
田舎風とか言ってましたが、現場では
この子は芋パスタで通ってた。



さてさて、お昼終わってもまたちょっと豆が熱かったので、近所をぐるりと散歩して、久しぶりに子供の公園遊びに全力で付き合うぅ!



隣で年甲斐も無くブンブン漕いでる
マザーがいますよ。

これ、翌日にお尻がすごい筋肉痛に
なったので、ブランコって意外と
良いエクササイズになるかも(笑)



そんなこんなで帰宅していよいよ味噌を仕込みます。

大豆はザルにあげて水気を切り、茹で汁は取っておきます。

教室では大きなポリ袋1枚でやったけど、そんなに大きなサイズは家には無いので2袋に分けて作業する事に。



ポリ袋二枚重ねにして手で潰すスタイル。
フープロでも良いらしいけど、初めて一人で
作るので、教室のやり方を踏襲してみる。



麺棒で転がす勢。





ちょっとうち焼酎無いからスピリタスで殺菌してみたけど大丈夫かな…(ドキドキ)



こっから先は荒れるのでベランダで。

すっかり潰れた大豆と塩きり麹をよく混ぜ、みそ玉を作って樽に詰めていきます。



ベランダ出たらチューリップが
大フィーバーして春を謳歌してた。

なんだろう。野次馬見学されてるような。
ハイハイ、頑張りますよ。


で、詰め作業は手が味噌まみれで写真が撮れなかったので、詰め終わったものがこちらになります。



カビ止めの塩を施したところ。
これに更にラップを密着させ、
重しの塩をのせます。

やっぱり家でやるのは量に限界があるな。



ちょっと実験してみたい事があって、
重しにはモチアのサーレグロッソを使用。



因みに実験は、教室の先生が、重しのお塩は何回も使えるし、だんだん味噌の成分が混じり込んで美味しくなるような事を言ってらしたので、何回かやって、美味しくなったこれで肉ブロックの味付けしたり、パスタ茹でるのに使ってみたらどうなるかという好奇心です(笑)



これに蓋して新聞紙をかぶせ、温度変化の少ない場所に保管します。



美味しいお味噌になりますように…!

11月までお休みー!!



さてさて、取っておいた茹で汁
味噌教室で教わったのだけど、これはすごく良いブイヨンがわりになります。
ちょっと凄い色だし一瞬怯みますが、騙されたと思って使ってみて欲しい。

大豆の茹で汁。
メイラード反応で茶色くなるのか、
トロトロで甘い香りがします。



で、冒頭カレーに戻ります。


あれはこの茹で汁を使用して作ったカレー
うちのは具材が色々入ってますが、教室の先生は、玉ねぎか何かの野菜とこの茹で汁とルーだけで凄く家族から好評だったそうです。



やっぱり教室でもらってきた茹で汁に
比べると濃厚さに欠けるけど、それでも
コクのある美味しいカレーになりました
🍛



そんなこんなで、丸一日、味噌活してすごした月曜日、教室でやるより少なめでも、終わった頃には夕方になってました。


手前味噌って、これくらい人の手をかけてるから美味しくなるんだな。と改めて実感。



それでですね、そんな手前味噌を作り、販売を目指して福島でお味噌汁屋さんを営んでおられる方がいらっしゃいます。

フォローさせて頂いている、お味噌汁屋さん、「ちいさいもん」JUNKOさんです。

お店のロゴがとてもかわいい。


味噌作りの様子がよくわかる記事はこちら。

味噌作りの道具のひとつひとつに歴史が詰まっていて、仕込みの様子も引き込まれて読んでしまいました。



さらに味噌に貼るシールデザインに込めた想いや味噌の味わいについて。



お店はお味噌汁屋さんですので、イートインでき、現在は味噌汁&おむすびと発酵おそうざい膳というセットをいただくことができるようです。
どれもとても美味しそうで、心からほっとしそうなお膳です。


いつかお店にも食べに行ってみたいし、お味噌販売も楽しみでしょうがない…!


だってあなた、手前味噌ですよ?羽釜炊きですよ?麹から手作りですよ?受け継いだ木桶で熟成ですよ?

もう美味しい予感しかしない!

ぜひぜひ我が家にもお迎えしたい!


手前味噌とか言うと、こだわりとか、敷居高そうとか思われるかもしれませんが、自分で作るのはある意味イベント的に面白いし、プロの方の作ったものは間違いなく美味しいし、100%でなくても、気軽に食生活の一部に取り入れてみるのも楽しいと思います。


そんなわけで、手前味噌を作るも良しJUNKOさんのお店のようなお味噌を買うも良し、これを読んだあなたも良かったら味噌活はじめてみませんか?



ではではお読みいただきありがとうございました〜!

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